THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015 感想

アイマス最高!!

毎回言われている言葉で、正直”最高”という言葉を多用しすぎな感もありますが、結論言ってしまえば今回もこの言葉がふさわしいライブでした。(主催が毎回クオリティーを超えてくるから仕方ない・・・。)

まずは18日、19日のセットリストから。
imas 10th live setlist
今回は、1日目(18日)はアイマスの基礎を築き、ここまで引っ張ってきた765ASのための日。すべてが765AS曲に限定。サポートメンバーとしてシンデレラやミリオンのメンバーも参加したけど持ち歌は全く歌わず。さらにメドレーや終盤時に出てくるぐらい本当に黒子に徹しさせている程、765ASのためだけの回に。そして2日目(19日)はシンデレラ、ミリオンも加わり全34名によるライブ。こちらはSSA以来だけど、それでもSSAでは765AS、ミリオン、シンデレラそれぞれの個々の持ち歌を交互に歌っていく形に対して、ミリオンの曲に765ASやシンデレラメンバーが一緒に歌う。またその逆もしかりとさらに踏み込んだ内容に。どちらも今までないセットリストであり、正直温度等さえ問題なければ最高に充実したライブだったはず。

それでは、ここからは各日の感想を

【1日目:765AS】

・まさかまさかのセンターステージ2列目という良席。
 送られてきたチケットはA6エリアだったのだけど、14列だったので期待はしていなかったのだけど、いざ行ってみるとセンターステージほぼ最前(A-6は13列と14列しかなかった)。あまりの良席に驚き。CD先行応募すべく対象CDをまんべんなく購入。5-6口で申し込み1つだけ当選したのでどれがどのCD枠かは不明だけど、ひょっとしたら765AS(春香さん)枠だったのだろうか・・・。真実はさておき、アイマスでこの良席は初めてだったので嬉しい限り。演者さんを映像ではなくリアルに至近距離で見れたことは、ただただ最高。ただ一つだけ残念だったことは、センターステージにはシンデレラ、ミリオンのメンバーは来なかったこと。サイドにあるステージには来る事はあってもセンターステージだけは神聖なもので触れさせない!!と言わんばかりのような徹底振り。765ASだけでなくシンデレラやミリオンにもドップリ浸かっている(運営の思惑通り)な自分にとっては、1日目も1度でも良いから来て欲しかったな・・・・と。ただ、この10年を築き上げてきたのは間違いなく765ASであり、この土台があったからこそシンデレラ、ミリオン、sideMと派生化できたわけだから、こういう特別扱いも悪くないなと。

・1周のWAVEはレイアウト的に無理があったかも。
 度々行われるwaveだけど、今回もセンターステージ起点で一周でやることに。ただアリーナとスタンドでは距離感も異なるから、2度ともにアリーナが先に回りきってしまうことに。。。アリーナ側がスタンド側の状況を見て動ければ良かったのだろうけど、アリーナAとB・Cは花道で遮られていたりもしたのでどちらにしてもタイミングが取りにくかったかも。まぁ、仕方ないことですけどもね。

・First Step
 毎回聴くたびにジーンと来る曲ですが、それでも涙を流した経験は無かったのだけど、さすがに目の前であずみんが歌う姿を見ていたら、作詞に篭められた想いに加え、途中参加した時の状況(途中から入ることへの不安)とか、現在まで精一杯頑張ってこられたこと、最近のストーカー騒動とかで苦労されていた件まで頭を過ぎり、2番目突入あたりから涙腺が崩壊。あずみんより先に泣きはアカンだろうと思いと(自意識過剰かもしれないが、あまりに間近なので)吊られてしまったりしないだろうか・・・と不安に思いつつも涙流しながら小声で歌っていたら終盤にはあずみんまで涙されてしまい・・・さらにこちらも涙腺が・・・。まぁ、前曲のくぎゅうが最初から涙でそれに引きずられてしまったのだと思うけど、(まぁご本人が見られることもないだろうし、そもそも自意識過剰だろうけど)もしも影響与えていたらゴメンナサイです。個人的には涙を誘いやすい曲だし、いろいろの流れがあるから感極まってしまうのは仕方ないんだけど、あれを涙なしにしっかり歌いあげてくれる方が”あずみん”にとっても”雪歩”にとっても、それらを不安から楽しい思い出にへ転換、乗り越えて精神的に強くなった感がして嬉しいかなと。
 
・やっとPS4版投入を宣言
 アイマス2が投入されて2年後の2013年。PS4がリリースされるタイミングぐらいに地味目にアイマスもPS4版を投入するというプレスが打たれたのだけど、それから2年経ってやっとお披露目されることに・・・。まだ詳細も不明だし、実際リリースは早くても来年かな?と思ってるけど、続編投入は嬉しい限り。思えば地味目なプレスが打たれた時に、このPS4版はシンデレラやミリオンに傾斜したものが出てくるのでは?と不安を感じていたのだけど、まだまったく判らないけど間違いなく765ASが中心になりそうなので安堵。その上でG4Uという形で投入してきたシンデレラ+ミリオンのキャラが登場してくるのかな・・・。どちらにしても楽しみ。

【2日目:765AS、シンデレラ、ミリオン】

・あまりの蒸し暑さに加え、休ませないセットリストで会場内が靄に。
 1日目は比較的過ごしやすかったのだけど2日目は無風の炎天下。そして会場内は風が通りにくく暑い。1日目に体力使ったせいもあめるけど、凄くシンドイ環境の中でライブスタート。1日目のセトリは比較的。わー!!と盛り上がる場面と少し落ち着く場面が交互にくるようなちょうど良い感じだったけど、2日目は少なくとも出だし6曲目までは連続ブーストアップする曲が続き、会場内は熱気が高まり靄が出る始末。その後もなかなか風が来ないせいか汗がだくだく。アイマスライブで一番シンドイ状況だったのではないかと。

・個別曲がないセットリスト
 2日目は総勢35名が出演。SSAでは1日目だけ、2日目だけ出演者等もいたからもう少し多かったはずだけど、それでも全員の個別曲を歌うには2日必要だったこともあり10thでは個別曲の披露は完全になく各CDで収録されたグループ曲が中心に(メドレーは除く)。特にシンデレラやミリオンは登場キャラが多い分、まだ2-3年しか経っていないにもかかわらず登場キャラに比例して曲数も多くなるとはいえ、グループ曲だけそれなりにあって回せてしまうことに凄いなぁ・・・と思いつつ、既にシンデレラやミリオンが単体でライブするようになった今、個別曲は各ライブでやれば良い訳でこのような形が一番良い気がした。個人的には、ミリオン曲である星屑のシンフォニア。今回この曲を歌っていたグループメンバーは誰一人参加していないので伊藤さん、雨宮さん、麻倉さんが歌われた訳だけど逆に言えばグループ曲だからグループメンバーがいないとダメと言った制約は無いということで、今後もグループ外のメンバーが歌うケースもあるんだろうと思うと楽しみの幅が広がった感じ。いっそシンデレラでもすればよいのに・・・。(できたてRvo・・をキャンディアイランドが歌うとか。まぁアニメ放映中はイメージを崩す可能性が高いから難しいでしょうけど数年後には是非)

・夢の競演が実現されたメドレー
 SSA同様メドレーが披露されたけど前回は765曲にミリオン、シンデレラメンバーが参加するという本家と派生を繋ぐ、縦とのつながりを持たせたコラボだったけど、今回は765曲にシンデレラ、ミリオンメンバーが参加に加え、ミリオン曲に765、シンデレラ、シンデレラ曲に765、ミリオンメンバーが参加するという、本家や派生間同士を繋ぐ、縦・横の繋がりを持たせたコラボに。素敵なキセキをはっしーが歌ったり、Never say neverをころあずが歌ったり。Twillight skyで愛美さんとるーりぃーのエアギターコラボ。あんずのうたを木戸ちゃん、あずみんが歌うとか、今挙げたものも印象が強いけど個人的には伊藤さんがRomantic Now、おねだりShall weを歌ったことかな。前者は開演前の注意事項を陰ナレしていた19歳コンビ(黒澤さん、夏川さん、伊藤さん)が歌でも共演という粋な計らいに。後者はネコ耳つけて歌う姿は伊藤さんの可愛さに加え、演じている百合子ならばあり得そう・・・だなってイメージも。ただそれ以上に、高森さん演じる”前川みく”と七尾百合子を演じている”伊藤美来”。役名・リアルはさておいて共に”みく”というコンビに、こちらも粋な計らいだなぁ・・と。

少なくとも2日目はこのメドレーが最大の見物だったような気がします。それぞれに良い曲があるのでこうやって縦、横がどんどん交わっていくことをどんどん続けて欲しいな。一部には歌って欲しくないとか言う方もいるんでしょうけど、リアルな世界でも他の方がカバーして歌っている訳で、それは違う人が歌うことで新しい気づきや違う感覚を楽しめるし、世代によって関心あるアーティストが変わる傾向(若い人が演歌聞くのは少数でも、高齢世代では多い。その逆もしかり)がある中で、良い曲がリリースされた当時に若者から高齢まで万人ウケしても、時代と共に新たに生まれてきた世代はそれを知らないなんてことが往々にしてあるわけで、曲をその世代に人気があるアーティストがカバーして歌うことでさらに関心を持ってくれたら、それはもう最高なことかなと。これを765、ミリオン、シンデレラに置き換えると、ミリオンしか感心なかった子がシンデレラに。シンデレラしか興味なかったけど改めて765曲になんてなれば運営さんにとっても、我々Pにとっても凄く良いことかなと。

良い曲ほど1粒でキャラの数だけ楽しめる。この広がりはもっと活かすべき。

・初期メンバーで歌うmy song
終盤で披露されたmy song。一番最初の頃からやってきた方々が、四方八方にPがある大舞台で、マイク無しで歌うステージからどんどん個々まで広がっていく様々な出来事を思い出しつつ、曲に篭められた”終わらない”続けていきたいと願う想いを噛み締めつつ・・・。ご本人達も古くから参加しているPにとっても、なかなか感傷深いものだったようにも感じます。

・プロデューサーが影ナレではなく演者として登場する粋な配慮。
 今までプロデューサーといえば開演時の影ナレに徹していた訳ですが1日目には初代プロデューサー役の小山さんが、そして2日目では赤羽根Pと武内Pも登場。武内Pがぬーさんに名刺渡して勧誘しはじめて赤羽根Pが戦うのか?とやりあうとか合間にいろいろな演出も。どうしてもゲーム上プロデューサーは我々プレーヤーだったわけだけど、アニマスでプロデューサー役がちゃんと声が当てられてからプロデューサーも同じ765、シンデレラのメンバーというのが”より明確”になったようにも。赤羽根、武内両Pの人柄もあってか、最近は演者より歓声が凄いという逆転現象も起きつつあるぐらい作品に良い影響を与えてくれているメンバーなので、考慮してくださつたのはとても嬉しい限り。

・1・2日目それぞれでのミンゴスの発言
 終盤のコメントでミンゴスが言っていた自分達は”幸せ者”という発言。1日目ではこの10年でアイマスをやりたいという声優さんが増えたことに触れて、そして2日目ではアイマスにはたくさんのキャラ=そして演じる声優さんがいるけどライブに出たくても、来られなかった子がいることに触れて、幸せ者というおっしゃられていたけど、ドラエもんのような長寿作品も多くないし、さらにはここ10年アニメの大量放出が行われ1クール作品ばかり、またたくさんの声優さんが増えて、役の獲得だって昔ほど楽じゃないご時勢に、長く続きそして人気が増していく作品は誰から見ても羨ましいと思う。少し打算的な発言を含めると、最近はアイドル活動化してるけど声優の本業は”声を当てる”だけ。女優さんみたいに自分自身を出せない以上、何処か影役になってしまう職業。たくさんの人に認知された作品に出れること、その上で代表的なキャラを持てることは凄いことだと思うし、長く続くということはそれだけ懐具合にも影響する。度々触れているけど、最近は数年活躍するけどその後下火になっていく方々が多いから、そう思う人が増えることは当然かな?と。でも、その子達をそう思わせたのはアイマスを作ってきたバンナムの方々でもあり、そこに声を当て続けてきた声優さんたちがいたからこそ両方の努力が積み重なって作品が良いものに仕上がりそれをプレイしたユーザーがファン化していき、さらに続編製作に続いていく。故にやりたい!という子が増えることは、努力してきたことが認められたということで嬉しさひとしおだと思う。またこれだけキャラが増えてきて、誰もがステージに立ちたいと思うのは当然。でも時間の都合上、それはなかなか出来ず当然抜け漏れが出てしまう。それを解消すべくシンデレラ、ミリオンは単独ライブをやっている訳だけど、それでも歌なしでもあの場に立ちたいと思う方は多かっただろうなとは思うので、それぞれの発言を聞いていると十分な功労者だから自ら欠席希望しない限り出られないということは無いだろうけど、そこに立たせてもらえていることは大変光栄なことであり、だからこそ出れなかった方の分まで頑張らないといけないという戒めを感じておられるのかな?と。凄く心に残った言葉でした。

■最後に
一先ず10thのライブも無事終わりましたが、8月にはシンデレラのライブ、そして冬以降?ミリオン。そしてまた来夏には765ASとライブが続いていきます。今後いろいろな曲や作品が生まれてくるでしょう。楽しいことばかりではないかもしれませんが、今後この世界がどう変わっていくのかが楽しみでなりません。