全日空、世界最大の旅客機「A380」の導入を検討

ANAもJALも、一回あたりの輸送量より回数による輸送量アップに重くことにし
大型機材の導入には消極的のはずでしたが、ここにきてANAがオール2階建ての
エアバスA380の導入を検討し始めたようだ。
特にANAは、今後のフリート構成を大型はB777、中型はB787、小型はB737と
ほぼボーイング集中させるスタンスをとっていたこともあり、ここにきての採用検討
は結構驚き。
ただ年々、海外向けの長距離路線の展開として、一席あたりのスペースを広く取ろう
とする傾向があり、それ故に海外の大手航空会社がA380を採用しつつあるなか
今後の競争において、やはり抑えておく必要があると判断したのかもしれない。
逆に国内は、一番大規模輸送を必要としていた伊丹線で4発機等の離発着が不可
となっており、ここに就航できない以上はあまりメリットがないため、仮に導入と
なった場合は国際線メインになると思われる。
最終的にいつジャッジするかは分からないが、ファンとしては導入してもらうと
嬉しいものである。
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全日空、世界最大の旅客機「A380」の導入を検討
全日本空輸の山元峯生社長は14日の記者会見で、世界最大の旅客機
エアバス製「A380」の導入を検討する考えを明らかにした。
 国内航空会社の最大の旅客機は最大500人以上を収容できるボーイング747
(ジャンボジェット)で、総2階のA380は、これを上回る最大800人以上を運べる。
機内が広いため、個室も設けられる。シンガポール航空は5月20日から
シンガポール―成田線にA380を就航させる。ANAがA380を導入する場合は
12年度以降となる見通しだ。日本航空は、現時点でA380の導入には消極的だ。
 また、山元社長は、導入を検討中の三菱重工業のMRJ(三菱リージョナルジェット)
については、「月末までに具体的な結論を出す」と述べた。
(2008年3月14日19時21分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080314-OYT1T00671.htm
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