ドコモの携帯音楽配信、月2000円で聴き放題

どうやら、ドコモがまた仕掛けて来るみたいです。
日経の記事によると、着うたフルが聴き放題になる定額制を導入するとのこと。しかし、この記事ちょっと文章的におかしく感じてしまう。と言うのも、着うたフルは一曲まるまる聴けるが、音楽配信の扱いというよりは着うたの延長線上にあるサービスだと思う。また音楽配信という意味であば
ドコモが間接出資しているNapsterこそが、まさに音楽配信なのだが、ここでは触れられていない。おそらく記者さんが混同しただけのような気がするので、細かいことを言っても仕方がないが、一個人の勝手な予想としてはNapsterが現在提供している提供方法(Napsterに繋がったPCと端末をケーブルで接続して、音楽を転送させる仕組み)に加えて、新たにケータイから直接Napsterに接続して音楽のダウンロードが可能となる仕組みを提供するような気がする。ただ、もし「着うたフルが定額」が正しかったとすると、これは結構凄いことになる。
そもそも同じ曲がPC向け音楽配信サービスとケータイ向け着うた(着うたフル)のサービスで値段が異なるという少々おかしな点があるのだが、これは権利団体側の意向が少なからず反映された結果とも言われている。そのため、今回ケータイ側のサービスが定額化するということは、実質PC側サービスの価格設定に近づけたことになり、それはそのまま減収に繋がるはず・・・・・。普通に考えれば、自分たちの利益が減ることは避けたい訳で、もしこれが事実となると、よく容認したなと思ってしまうほどである。
と、いろいろと妄想を膨らませてみましたが、ドコモの株主向けホームページを見ると904iシリーズの新製品発表会が23日に行うことが発表されている。おそらく、この時なんらかの発表がされるはずなので、しばし待てと言ったところでしょうか・・・・・。
——————————–
携帯電話向けの音楽配信サービス「着うたフル」で、NTTドコモが
業界初の定額制を5月に導入する。月2000円程度を払えば
最新ヒット曲などが携帯で聴き放題となる。KDDIが先行した
着うたフルは携帯端末に楽曲を直接ダウンロードできる手軽さが
受けているが、すべて一曲ごとの課金制だった。音楽配信で出遅れた
ドコモは定額制を武器に、顧客の囲い込みと獲得を狙う。
 ドコモは5月以降に発売する主力機種に定額制対応のソフトを搭載する。
利用者はネット接続サービス「iモード」の専用サイトから楽曲を取り込む。
既存の機種は利用できない。
ソース元: http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1C13007%2013042007
——————————–