無賃乗車日記に、返金詐欺報告、mixi日記を見て思うこと

これは言いすぎかもしれないけど、結構な確立で火種はmixiだったりする。
当然ながらmixiが悪くはない。あくまでそこで書き込みする一部の人の行動に
問題がある。
最近もサイゼリアの返金対応にかこつけて、食っていないのに返金要求。
これを数店舗で繰り返したことを悪意なく書きこむ馬鹿者がいて問題になっているし
一方では東京ガス社員が己の集中力のなさをにかこつけて、電車内で勉強する
との理由で無賃乗車を複数回実行したことを日記に書いて炎上。
この人たちに言えることは、ネットをよく理解していないこと。
ここで言う理解は、ブラウザとかサイトの操作方法とか、文字入力方法とかではない。
この人たちは、ネットは自分が特定されない不特定な空間とか仲間うちだけと守られた
空間であると偏った考え方をもっているような気がする。でも実際のところは、最初に
ネットをやりはじめた当初こそは匿名な空間だったりするのだが使っていくうちに
なにかしら自分に繋がるヒントをネットに残し始め、その後は残せば残すほど
より無防備にもなり、気がつくとなんにも守られていない無防備な空間に変化する。
もちろん悪いことをしなければ気にすることはないし、むしろいろいろな人と関わる
ことができるなどメリットもある。
しかし、モラルそのものが低下しているせいか悪いことを悪いと思わない人も増えつつ
あるのか、はたまた悪いと思っていても匿名な空間と誤認したままなのか。
どちらにしても今回のようなケースが定期的に浮かんでは消えてを繰り返している。
マスコミもある程度規模が大きくなるとネタとして取り上げるので、結構な周知される
はずなのだが、自分は大丈夫と思っているのか、その教訓が活かされていない。
そもそも、悪いことをしないことがベストなんでしょうけど、せめてネットの使い方とか
気をつけるべきことを教える体制って必要なような・・・・・
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東京ガス社員、ぶらり”無賃乗車の旅”ひたすら鈍行で
2008/10/24 17:00
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 東京ガス(東京都港区)の社員が、通勤定期券を使用し、複数回にわたり
無賃乗車による”小さな旅”を繰り返していたことが分かった。不正乗車は
判明しているだけで計8回。その成果は、日記サイトに「ぶらり鈍行列車無賃乗車
の旅パート〇」などと題して報告しており、罪の意識はなかったようだ。
 今回、会員制日記サイト「ミクシィ」で確信犯的な無賃乗車が発覚したのは
入社5年目の技術系男性社員(25)。無賃乗車で小旅行を繰り返す理由を、
「『ガス主任技術者試験』っていう国家試験があって、(中略)家だと誘惑が
多くてなかなか勉強できないため、鈍行列車の車内で勉強している」と記述していた。
 無賃乗車の手口については、「定期券を使って駅に入って、ひたすら鈍行列車
(特急列車や新幹線では切符拝見されてしまうため)で〇〇(=目的地)まで行き
(中略)鈍行列車で帰り、定期券で××駅(=最寄り駅)から出れば、乗車賃は0円
という仕組みです。どう? 巧妙な作戦でしょ?(笑)」などと告白している。
 無賃乗車は一昨年9月に始めており、以降毎年試験勉強を行う9月に複数回の
不正旅行を敢行。いずれも東京都内の自宅最寄り駅を起終点とし、2006年の
第1回は山梨から群馬へ。以降、房総半島、静岡、栃木、仙台、岐阜、長野など
3年間で計8回の小旅行で、JRの無賃乗車で日帰り可能なエリアの大半を
“制覇”してしまった。
 JRの規定では、「東京近郊区間」と呼ばれる特定区間内のみの乗車に限り
乗車ルートを問わず最短運賃を適用。これにより北関東や成田、神奈川方面
をまわった経路では最短運賃となるが、それ以外は完全な不正乗車。最短運賃
適用区間のみの乗車でも、定期券で同一最寄り駅を入退場しているため、実際
に乗車した区間の運賃が適用されることになる。
 JRの被害額を試算したところ、8回の総額で少なくとも6万9540円に上るという。
不正乗車の罰則は、当該運賃+2倍の増運賃を徴収する−としており、社員が支払う
ペナルティーは20万8620円となる計算だ。
 東京ガス広報部は「就業規則に則って、厳正に対処する。JR各社へのお詫びや
返金も含め、今後の対応を検討したい」とコメントし、社員はすでにミクシィを退会
している。