中国製造の製品は信用できない

中国で生産された歯磨き粉の中に有毒物質が含まれていたということで話題になったこの事件。しかし、中国で生産される食材等にも、そのものに見せるために着色させたりと偽装したり、規定以上の農薬が含まれていたりと、やりたい放題。最近、中国で生産された食材については、買わないようにしている。それにしても、今回の事件を見て思ったことが価格が安いのはそれなりの理由があるということ。当初、モノは同じでありながら人件費の高さや大量生産等から価格が下げられていたと思われていたが、それを超えるような予想外な対応で実現されていたと考えるいくら安くても引き替えに身体を壊すのであれば、生涯ベースで見れば逆に高くつくことになる。安物買いの銭失い。まさにこのことわざ通りなのかもしれない。ただ、着実に侵攻している格差社会によって、安全性の高いものを食べたくても食べられない人も増えてくることになる。金を持っている者だけが安全な食材を食べ、持っていないものは健康に悪いものを食べ続け、早死にする・・・・。なんとも末恐ろしい時代になりそうです。
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中国製有害歯磨き粉 100円ショップでも販売
6月28日8時0分配信 産経新聞
■130万本出荷 回収9社に拡大
中国製練り歯磨き粉から、成分表示されていないジエチレングリコールが
相次いで見つかっている問題で、100円ショップ「ザ・ダイソー」で販売していた使い捨て歯磨きセットの歯磨き粉にも、ジエチレングリコールが含まれていたことが27日、広島県への報告で分かった。一般消費者向けは初めて。東京都内の業者の輸入歯磨き粉からも混入製品が新たに見つかり、自主回収を始めた業者は9社に広がった。
 ザ・ダイソー(大創産業、本社・広島県東広島市)で販売されていた使い捨て歯磨きは、広島県廿日市市の化粧品製造販売業者のコーライが輸入販売した製品で、中国江蘇省揚州市の工場で製造されていた。厚生労働省の通知を受け、コーライが日本国内で歯磨きを自主検査した結果、原材料表示されていないジエチレングリコールが8・5%検出された。
 製品は歯ブラシと歯磨き粉のセットを7組1パックにして100円で販売し、昨年8月21日から今月15日までに計130万1328本(18万5904パック)が出荷された。ダイソー店頭からはすでに撤去されている。
 また、東京都新宿区の輸入販売業者「創信」が中国から輸入した旅館向け使い捨て歯磨きからも、成分未表示のジエチレングリコールが6・2~1・2%混入していることが分かり、製品61万8600本について自主回収を始めた。
■「工場信じた…」チェック甘く
ジエチレングリコールが混入した中国製歯磨きを輸入した9社は、いずれも
中国の工場の報告を額面通り受け止め、原料として記載されていないジエチレングリコールの混入を見逃していた。輸入販売業者のコーライは2カ月に1度程度、中国の工場から歯磨きの品質検査表を受け取っていた。これをもとに輸入前検査を実施していたため「想定外の含有成分は見つけられなかった」という。検出された量は9社中で最多の8・5%。担当者は「工場を信じていたのがこういう結果になった」と唇をかむ。
 26日に約300万本の自主回収を公表した輸入販売会社、日本グランド
シャンパーニュ(名古屋市)も、輸入時の検査は禁止成分と原料記載成分
のチェックにとどまっていた。製造した中国広東省の工場は、販売先の商社
が指定した工場で、工場側の報告をそのまま受け取っていた。
 最初に混入を確認し、15日に自主回収を公表した大手旅行代理店JTB
の子会社JTB商事(東京都豊島区)は「日本の仲介業者にほとんど委託に
近い形で任せていた」と、チェック体制の甘さを認めている。 ジエチレングリコールは工業用溶剤などに主に使われ、薬事法上も化粧品
の原料として禁止はしていない。中国では歯磨きに10%まで含有することが認められているが、大量に摂取すると急性中毒症状を起こし、腎臓や心臓、神経系に影響を及ぼす。厚生労働省医薬食品局は「想定外の成分を見逃したということは、もっと危険な成分の混入もあり得るということ。製造販売の許可を受けた以上、製造現場のチェックや品質管理の徹底は当然の責務」と厳しく指摘している。
最終更新:6月28日10時21分
ソース元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000000-san-soci
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