航空交通管制部でシステムダウン

鉄道と違って平日、休日に関係なく一定の便数が飛んでいるので
前日と比べて処理が増えたからということもないだろうから、前日になにか
アップデートでもやったのでしょうかね。まぁ、理由はともあれ夕方からシステム障害が
発生し、離着陸に影響が出た。
羽田への着陸間隔が、現行の2分から10分に引き伸ばされたということは
単純に通常の20%程度しか処理していなかったとのこと、この段階で羽田に
向かっていた飛行機の大半は、近くなどで旋回等し順番待ちしたと思われる。
飛行機好きには長く乗れるのは良いことですが、純粋に用事がある人にとって
は、この遅れはたまったもんじゃないですね。
—————————————————————————–
東京航空交通管制部でシステムダウン、全国で発着便に影響
2月18日18時17分配信 読売新聞
 18日午後4時30分ごろ、国土交通省の東京航空交通管制部(埼玉県所沢市)で
コンピューターの管制システムの一部がダウンし、レーダー画面に航空機の便名と
目的地が表示されなくなるトラブルが発生した。
 システムは午後6時10分過ぎに復旧したが、羽田空港などで一時、離着陸制限
を行ったため、全国の空港で発着便に影響が出た。同じシステムでは2004年4月
にも、プログラムミスによるシステム障害が発生するトラブルが発生しており、国交省
は、詳しい原因を調べている。
 同管制部は本州を中心に日本の空域の約70%を担当。国交省によると、ダウン
したのは「航空路レーダー情報処理システム」(RDP)で、航空会社などが提出した
飛行計画の情報を航空交通管理センター(福岡市)から受け取り、レーダー画面上の
機影に重ねて便名などを表示している。今回は、RDPにつながる回線に何らかの
不具合が生じ、情報が送られなくなったという。回線にバックアップ用はなかった。
同管制部や各地の空港では、便名と目的地を手作業で入力する運用に切り替えて
対応した。
 同管制部を巡っては、03年3月にも、別のシステムトラブルが発生している。
 羽田空港では18日夕方以降、離陸間隔を通常の2分から最大10分に拡大し、
同日夜までダイヤが乱れ、計80便が最大で1時間15分遅れた。成田空港でも
国際線を中心に計82便が最大2時間遅れている。羽田に約40分遅れで到着した
便に乗り合わせた、千葉県大網白里町の自営業男性(53)は「原因が説明されな
かったので不安だった」と話していた。
最終更新:2月19日2時14分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080218-OYT1T00446.htm
———————————————————————————

最近のANAはトラブルが多すぎる

昨日発生したシステム障害は、一日にわたって大混乱となった。欠航便は130便、一時間以上も遅延した便は300便を超え、その影響を
受けた利用者は7万人となった。現在、ANAは2012年をめどに段階的にシステム系の入れ替え等を行っており、今回発生した障害もなんらかの関係があったと思われる。
ANA 脱メインフレームで70億円削減
システムが止まった時にいつも思うのだが、今回のANAしかり、かつてのみずほ銀行しかり止まってしまった時に与える被害は重大であり、我々は便利であるという点でシステムに依存しすぎているな。と常々思ってしまう。さすがに、慣れてしまった環境から脱却するのは厳しいものだが、あたふたしないような対応だけはしておきたいものである。さて話を元に戻すが最近、ANAのトラブルが目についてしまう。JALは、CAさんを操縦室に入れてしまうとか、交際相手に盗聴器とかモラルを問う問題があったがANAについては、3月に中国・天津空港でANA側のミスでJAL機と接触事故を起こしたり貨物機ではあるものの整備資格がない整備士が整備をしたり、また数日に渡って話題になった高知空港における胴体着陸など、安全性に不安を憶える事故が多々起きている。正直、JALしかり、ANAしかり、タイミング悪く事故が多発することは多々あるのでやむ終えない点もあるが、度重なることで少なからず当時のJAL同様、ANAに対してもイメージが悪くなることは避けられないと思われるこれ以上、悪くならないよう頑張ってもらいたいものである。
ANA お詫び