伊丹空港廃止は良い選択かも

大阪府知事である橋下さんが発言したことに賛否両論あるが
個人的には廃止してしまうべきかなと思う。
伊丹空港は、他空港よりも大阪市内に近いし新幹線との競争上は必要かもしれないが
新幹線と飛行機の利用の境目は3時間程度と言われており、まさに微妙な
ライン。正直、羽田空港がもっと近ければ十分な戦いは出来たかもしれないが
今の位置では、東京駅から羽田まで30分。羽田での搭乗手続きや搭乗口への移動
などで30分。飛行機で移動に1時間。そして伊丹から大阪へ30分。合計すれば2時間半。
それもうまくいっての話。こんな手間隙考えたら新幹線のほうが楽というのも頷けてしまう。
また、伊丹がなくなれば騒音問題も解決するし、今後発生する建て替え対応も不要。
そして、この土地を利用して再開発すれば税収も増える可能性も。まさに財政再建中
の大阪府にとっては悪い話でもないはず。その上、血税が注ぎ込まれた関空の利用率
も上がれば、さらなる血税投入も減る
そして、伊丹がなくなっても基本は関空や神戸で補えてしまうし、東京や福岡は新幹線が
メインになってしまうだろうが完全廃止にはならないだろうし、むしろ国際線ネットワーク
のしっかり拡充させれば、それなりに維持もそれるのでは?と思ってしまう。
これ以外にも考慮すべきところはあると思うが、ぶっちゃけ絶対無いと困ること
はないと思われる。
そろそろしっかり見直すべきかと思う。
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「知事の良識疑う」伊丹廃止検討に地元から非難噴出
7月31日22時29分配信 産経新聞
 「あまりに唐突だ」「知事は大阪空港が果たしてきた役割をご存じないのだろう」-。
 大阪府の橋下徹知事から飛び出した大阪空港の廃止検討発言を受けて、地元自治体
には31日、戸惑いと批判の声が広がった。前日の30日には「大阪国際空港周辺都市
対策協議会」の20年度総会が兵庫県伊丹市内で開かれ、「国が直轄管理・運営する
基幹空港としての機能維持」などの運動方針を採択したばかり。「空港存続の前提で
話し合ったはずだ…」。
 一方で「伊丹存続はそもそもルール違反だった」と発言を歓迎する自治体も。
橋下改革は、隣県まで含めた新たな火だねを抱えたようだ。
 同協議会には、伊丹市や大阪府豊中市など周辺11自治体が参加。空港の活性化策
や騒音軽減などを国に求めてきた。30日に採択した20年度の運動方針では、
「基幹空港としての機能維持」「空港と地域の調和につながる『まちづくり』」などを採択
していた。
 同協議会会長で伊丹市の藤原保幸市長は「今後とも国が直轄で管理・運営するべき
との考えに変わりはない」とコメント。西宮市の担当者も「総会は空港の存続を前提に
話し合っていただけに驚いた」と当惑し、「廃止になれば空港によって生活している人
への影響も大きい。そうした配慮が橋下知事にあったのか疑問だ」と話した。
 また、豊中市の浅利敬一郎市長は「唐突な話で驚いている。豊中市としては空港を
活かしたまちづくりを進めており、知事の発言は理解できない」。大阪府市長会長でも
ある池田市の倉田薫市長は「特に現段階では申し上げることはない」としながらも
「知事からお問い合わせがあれば、私の意見は申し上げたいと思う」とコメントした。
 大阪、兵庫両府県の事業所や団体でつくる「大阪国際空港及びその周辺地域活性化
促進協議会」会長で、伊丹商工会議所の松谷英次郎会頭も「橋下知事は近畿経済に
大阪空港の果たしている役割をご存じないのだろう。良識を疑わざるを得ない」と痛烈
に批判した。
 一方、航空路線の減便が進む関西空港側では、橋下発言に歓迎ムード。関西空港
会社の村山敦社長は「知事自らが関空シフトの観点からイニシアチブをとろうという
発言をしてもらい大変ありがたく、心強く思っている。関西3空港のあり方についての
コンセンサス作りにできる限り協力していく」とのコメントを発表した。
 また関空の”おひざ元”の泉佐野市幹部は「伊丹空港はもともと関空誘致のときから
廃止対象になっていた。当市としては歓迎する発言」とした。同市は伊丹存続が決まった
ときも「当初決めた”ルール違反”ではないか」と遺憾を表明していた経緯がある。
 この幹部は「関空会社の経営不振から連絡橋の買い取り問題などが浮上して
市としては憤慨していた。当初のルール通り伊丹を廃止していれば関空も現状の
ようではなかったのでは」と話した。
     ◇
 大阪空港の利用客からも批判の声があがる一方、存続を疑問視する声も聞かれた。
 月に1度出張で利用するという大阪府豊中市の会社員、波部和良さん(59)は
「アクセスのよさから大阪空港の廃止には絶対反対」。
 熊本県から旅行で大阪に来ていた主婦の小谷久子さん(60)は「京都や奈良を
旅行するのに、関西の他の空港より大阪空港が一番便利」。仙台市の会社員
大久保賢さん(31)も「オフィスが多くある大阪市内に行くために大阪空港が一番
使われている。他府県の人にとっては、廃止されたら間違いなく困る」と話した。
 これに対し、大阪市住之江区の会社役員(53)は「関空ができたときに大阪空港
はなくなると思っていた。橋下知事も理由があって発言していると思う」と、空港の
あり方について再度検討を求めた。
最終更新:7月31日22時29分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000979-san-pol

消え行く寝台列車 あかつき、なは、銀河が運転終了。北斗星も減便へ

3/15はJRダイヤ改正日。
今度の改正では、寝台特急の廃止が多々盛り込まれている。
東京~大阪を走る「銀河」、京都~熊本を走る「なは」、京都~長崎を走る「あかつき」
が廃止。上野~札幌を走る北斗星は、北海道新幹線の工事対策で2本から1本へ便減。
どこのエリアも、飛行機や新幹線、高速バス等選択の幅が多々あり、価格も他の方が
安くなっており、利用者低迷しつつあり、合理的に考えれば廃止は妥当。
しかし、あの寝台列車は幾度となくお世話になったことがある者としては無くなるのは
さびしい。あの、ゆったりさが結構好きだったのだが残念でならない。 
ちなみに今日は最終運転日。相当なマニアな方が送り出しに参加していそうだが
悲しきことに、最終日の送り出しに参加できず。
幸いなことに、数日前に時間があり見に行ってきたのが救いだが、最後の姿を
見れなかったのは残念でならない。。
ginga2.jpg
※ 東京駅で出発待ちの銀河。数日前でありながら、100名近くのマニアが写真撮影。
ginga1.jpg
※ 行き先表示板。今後、この名前を見ることはないのでしょうね。
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鉄ちゃん大集合! 急行「銀河」ラストランに感無量
JR西日本のダイヤ改正に伴い引退する寝台特急「なは・あかつき」(京都-熊本・長崎)と
寝台急行「銀河」(大阪-東京)が14日、最終運転を行った。
 ブルートレインの愛称で長年親しまれた両列車だが、新幹線や高速バスなどに押されて
平均乗車率が3~4割に低迷していた。これで関西発着の定期便のブルートレインは、
「日本海」(大阪-青森)の1便だけとなる。
 急行銀河は昭和24年に運行を開始。交通科学博物館によると、当初は寝台のない
夜行急行だったが、急行として初めて愛称が与えられ、同じ区間を走行する寝台急行が
統廃合され、最終的に残った”名車”だった。
 この日の切符は、先月の発売開始時に、わずか30秒で完売。切符を手にした約260人
の乗客を乗せ、午後10時22分、東京駅までの556・4キロ、約8時間20分のラストランに
旅立った。
 JR大阪駅ではこの夜、約2時間前からカメラやビデオを持った人たちが集まりはじめ、
出発直前には会社員や家族連れなど約2000人に。出発時には、ホーム内が大きな拍手
の音にに包まれた。神戸から銀河を見送りに来た女性(45)は「まるで大物役者の引退式。
夜汽車がなくなることは私たちの世代には寂しいことです」。
 またこの10年で12回、銀河を利用したという銀河ファンで大阪市の会社員、吉田真司
さん(29)はカメラを片手に「今日でなくなるのかと思うと本当に悲しい。特に熱海駅で銀河
から見る朝日が格別だったのに」と残念がっていた。
http://sankei.jp.msn.com/etc/080314/etc0803142118000-n1.htm
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