本日開業。さっそく東京メトロ副都心線に乗ってきた

東京メトロ最後の新規開業路線となる副都心線。
既に開業済みの和光市~小竹向原~新線池袋に、本日新たに
新線池袋~新宿三丁目~渋谷間が開業。4年後に予定されている東急東横線のホーム
移設が完了すれば副都心線を通して北は埼玉、南は横浜まで結ばれることになる。
マスコミ等の事前の宣伝もあってか混雑するだろうな。と思いながらも本日さっそく
試乗することに。。
新線池袋改め池袋で1本待ったのち急行列車で渋谷へ。当初、池袋~新宿三丁目間は
6分と言われていたので、結構なスピードで走りきるのかな?と思っていたが、急行出発の
3分前に各駅停車が出発するようなダイヤのせいか、あっという間にノロノロ運転。
各駅停車の通過待ちが行われる東新宿直前では、一旦停車してしまうほど。。
その後は、ごくごく普通に走ったものの、新宿三丁目では停車時間が長すぎるせいか
追い越した各駅停車が接近し急行が出発するまで停車待ちしているなど土日ダイヤ
しかも昼間と過密さがないはずなのに、朝方の過密ダイヤのような洗練さがない
ダイヤ構成に、いささか閉口。平日の朝ラッシュは大丈夫なのかと不安に感じて
しまった。
※ その後も混雑が続き全体的に遅延。私鉄線のダイヤにも影響が発生していた。
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※ 副都心線渋谷駅にて、出発待ちの西武線直通急行飯能行き
渋谷駅では、折り返しの電車の最前列に陣取るべく待つ人や、少々変わった
駅の仕様を見学する人がたくさん。それもそのはず2年後に予定されている東急線
乗り入れに対応させるべく2ホーム4線仕様になっている。
しかし、現時点においては4線分も不要なため、実際使うのは両ホームの外側にあたる
2線分のみ。内側の2線分は、既に線路は敷設済みだがこのホーム間をつなぐ通路を
何箇所か設置し、完全に利用できない形に。ユーザーにとっても便利だし、このような
珍しい形も早々なく、気になっている方が多々いた
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※ 渋谷駅新宿三丁目方面寄り。真ん中の2線上に通路を設置。目の前には交差ポイントが。
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※ 渋谷駅の中間部分。完全に通路で埋めていないため、所々線路が見える。
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※ 渋谷駅横浜方面寄り。いまは壁があるが2年後にはここがなくなり、横浜方面へ続く。
とりあえず、埼玉方面から渋谷方面への利便性は増した。そしていずれは横浜まで
つながることでもっと利便性が良くなる。 しかし、一方で複数の路線が乗り入れることで
トラブル発生時は遅延がよりひどくなることも。
特に、今回では西武線と東武線双方が有楽町線と副都心線に乗り入れするため
計4路線が絡むネットワークになり、いずれかの路線でなにかが起きれば、他の3路線
にも何かしらの影響を与えてしまう。
現実に、初日の段階で混雑による遅延が発生し、西武線のダイヤが若干乱れたことを
考えれば、今後も同様な影響を受けることは多々ありえるわけで、極端な発言だが
多方面に影響を与えてまでも、本当に一本でどこでもいけるというやり方は良いのか?
という疑問も沸いてしまう。もちろん、そんなことが起きないような仕組みにしてもらえれば
良いだけですが・・・・・。

小田急ロマンスカー 千代田線、有楽町線へ乗り入れ

3月は、あちこちの鉄道でダイヤ改正が行われるが、今回の目玉としては
小田急ロマンスカーが新造し、東京メトロ千代田線、有楽町線へ乗り入れ
されること。
地下鉄線内にロマンスカーが入ることははじめてのことであり、大手町界隈
に通勤する人にとってはゆったり座って通うことができる。さらに
年間30日程度だがディスニーランドへの利便性向上のため有楽町線の
新木場まで走らせることになっており、普段通ることができない千代田線と
有楽町線を繋ぐルートを通るなど、こちらも珍しさと利便性が図られている。
ヲタとしては、やはり乗っておきたいところである。
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メトロにロマンスカー 通勤が変わる! 
3月2日17時46分配信 産経新聞
 小田急電鉄(東京都新宿区)と東京メトロ(台東区)は3月15日から
地下鉄千代田線直通の新型ロマンスカー60000形「MSE(マルチ・スーパー・エクスプレス)」
(10両編成)の営業運転を開始する。座席指定の特急が地下鉄を走るのは国内初。
平日は東京・大手町のオフィス街や霞ケ関の官庁街と神奈川県の本厚木方面を結ぶ
通勤列車、土日休日は北千住(足立区)と箱根を結ぶ観光列車になる。さらに連絡線を
経由することで東京メトロ有楽町線にも乗り入れる臨時特急として走らせる予定だ。
 ■”痛勤”尻目に優越感
 営業運転に先立ち2月29日、報道関係者を対象に試乗会が行われた。記者らを乗せた
MSEは小田急の成城学園前駅を出発し、代々木上原駅で小田急から東京メトロに運転士
と車掌が交代。地下鉄トンネルに突入した瞬間、役得とばかりに運転席後ろに陣取った
鉄道好きの報道陣から歓声が起こった。
 赤いカーペットを敷き詰めた車内には、グレーのリクライニングシートが通路を挟んで
整然と並ぶ。木目調の内壁やドーム状の白い天井から返ってくる間接照明の柔らかな
光で落ち着いた雰囲気が一層増す。
 特急料金を払うのだから当たり前とはいえ、ラッシュ時には座ることもままならない
長椅子タイプの通勤車両とは雲泥の差だ。肘掛けに収納されたテーブルを出せば、
ノートパソコンでやり残した仕事の続きもできる。
 時折ミュージックホーンを鳴らしながら地下鉄駅をゆっくりと通過。ホームで次の電車を
待つ人たちが振り向いていく。慌てて携帯電話で撮影する人もおり、優越感がわいてくる。
ただし待避線が確保できないため、地下鉄線では特急の醍醐(だいご)味である各駅停車
の追い抜きはない。営業運転でも地下鉄内でミュージックホーンを鳴らすのかどうかは未定。
 気になる特急料金は、大手町・霞ケ関-町田が600円、北千住-箱根湯本が1070円
などとなる。地下鉄区間のみの乗車はできない。
 デザインを手掛けたのは50000形と同じ建築家の岡部憲明氏。昨年10月の発表会では
「地下鉄という制約の中でロマンスカー特有の流線形や、居住性を実現するのに一番苦労
した」と話していた。
 寸法に制約がありロマンスカーの代名詞ともいえる先頭の展望席は断念したものの
流線形の車両前部に地下鉄車両に必須の非常口を付けるため、車両メーカーの技術者
とともに試行錯誤を繰り返したという。
 車体の色は「地下でも明るさを感じさせる」との理由で「青」を採用。17世紀の
オランダ画家にちなんだ「フェルメール・ブルー」と呼ばれる渋い青地に、歴代ロマンスカー
が受け継いできたオレンジの帯を窓下の高い位置にあしらった。
 定員578人。基本は10両編成だが、6両と4両に分割可能だ。
 ■「大手町」始発も2本
 千代田線内は「表参道」「霞ケ関」「大手町」「北千住」の4駅で停車。北千住を除く
途中駅は代々木上原駅を経由する定期利用の乗降客が多い3駅という。
 平日は朝夕ラッシュの時間帯に上り1本、下り3本の計4本運転。下りに「大手町」始発が
2本あるのが注目されるほか、成城学園前は初めて特急の停車駅となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080302-00000913-san-soci
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