開通前の中央環状品川線を歩いてきた(トンネルウォーキング感想)

3/7 16時から開通になる首都高中央環状品川線の大橋JCT~大井JCT(山手トンネル)。
その一週間前である3/1に、最後のトンネル内見学会が開催。開通後は非常事態以外でトンネル内を歩くことはないので、行ってくることに。ちなみに、このイベント今回が3回目。というのも山手トンネルは熊野町~西新宿までの新宿線、西新宿~大橋までの渋谷線、そして品川線と3区間に分けて開通した訳だが、それぞれの開通する直前にウォーキングイベントを開催されている。幸いなことに過去2回も参加していたので、今回は必ず参加すべく前々から告知されるのを待っていたほど。

さて今回の見学範囲は、下り線(大橋方面)五反田入口~(大井方面)五反田出口~換気所までの約3キロ。さっそく写真とセットで振り返り。

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※今回のウォーキングイベントのスタート地点でもある五反田入口。場所は山手通りと2号目黒線が交差する交差点。すでに看板等は設置済みなんだけど、首都高管轄の案内板は白いフィルムで覆われている。(一方、警察管轄のオービス警告板は堂々と。やっぱり方針の違いなんですかね?)

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※緩やかに下っていくとあるのが五反田料金所。度々ニュースでも報道されていましたね。首都高かつ地下にある料金所はここが初だったはず。地下だからと言っても料金所の施設は変わらず。左から右のレーンに移るための渡り階段もしっかり設置されておりましした。

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※さらに下って行くと本線との合流。構造や照明などは既に開通済み区間と同じ仕様。シールド工法で作った円形のトンネルと地上からの支線は四角(開削工法?)のトンネルが融合した感じはなかなかに凄いし、合流部分はオレンジ照明にしている点は、実際走っていても識別しやすくて助かっているので、改めて良く考えてあるなぁと実感(五反田料金所から合流する前の本線側は写真の通り暗め。この照明は他区間と同じなんだけど合流地点も同じだったら単調で眠気や事故を引き起こしそう・・・)。ちなみに、この品川線だけは合流・分岐は左車線からとなっている。下り上りそれぞれのトンネルを左右逆転させ建設したことで実現させている。首都高と言えば都内の土地確保が厳しさ等から入口出口はバラバラですが、そこは配慮されている。でも、入出口は五反田と大橋JCT分岐ぐらい。それ以外は同然バラバラなので、今更って感じも・・・・。

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※本線合流後に、シールド工法で作ったはずなのに片側だけ円形になっていない区間が。実はこうなっているのは独立避難通路があるから。後の写真と比較してもらうと判りやすいが、進行方向みて左側には道路より少し高い避難通路が設置されていて、かつ一定間隔毎に反対車線に逃げることが可能な扉も設置されている。ただこの区間は地上だけど東急線と交差するエリア。反対車線のトンネルが同じ位置にいないようで故に、こういう風に独立させた空間を設けるようにするためにこうなっている。

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※てくてく歩くと、右側にオービス警告板が。オービスまでに2つ横置きタイプがあります。ちなみに他区間では警告板は頭上にある。また少なくとも五反田~オービスまでは頭上設置は確認できていない。追い越し車線走行時は問題ないが、走行車線で追い越し車線側にクルマが併走なんかしていると目視できず。速度出す人は要注意。

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※大橋JCT方面にあるLHシステム。
トンネル内オービスは新宿線(熊野町~西新宿)の中井付近にはあるので、別に驚くことではないのだが、走りなれている人には判ってもらえると思うが下り(池袋方面)中井のオービスは、シールド工法区間ではなく開削工法区間で、かつ手前にカーブがあったりと特徴があるので、最終カーブまでは速度出して、あとは惰性で走れば光らせることはまずないんだけど、ここは歩いた幹事では特徴が少ないので注意かな(強いて言うなら、この独立避難によって出来た片側だけ円形じゃない区間が特長とも。)

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※前述した反対車線へ逃げられる扉と(独立ではない)避難通路。しかしこの避難扉。万が一ご利用する状況になった時に、勢いよく扉開けて反対出たらクルマに轢かれるなんて落ちがありそう・・・と思ってしまったのだが、片側トラブル起きたらもう片側通行止めとかにしてくれるのかな・・・・。

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※こちらは、非常電話。受話器上げたら自動でセンターと通話なんだけど、消防警察等スイッチ押すことも出来る模様。

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※下り(大橋方面)の見学コースとしてはここが終端。しばらくは直線が続く感じで走りやすそうですね。さて、ちょうどここではスプリンクラーを使用した消火実演が。ちょうど動画で撮影したので良かったらこちらもご覧ください


※消火実演。

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※こちらは上り線(大井方面)トンネルから大橋JCT方面を見た場合。上り線にもオービスがあるのですが、ここから見る限り警告板が見当たらず・・・・。実際の警告板とオービスの位置関係は気になるところ。

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※大井方面側にあるLHシステム。当然と言えば当然ですが大橋方面と同じ仕様。
 こちらもシールドトンネルで手前に特徴がない分、うっかりしていると光らせそう・・・・。

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※大井方面の五反田出口案内板。

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※大井方面の五反田出口。見学コースとしては、ここから地上に戻るか、さらに進んだところにある換気口近くまで行くか選べるので、さらに進んで見ることに。

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※ケータイ電話のアンテナ。新宿線のイベント時にこれと同じものが設置されていたので。

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※五反田出口からしばらく歩いた先にあるのが、換気施設。手前にある四角い穴に加え、その先にも穴が。そして、見学はここまで。

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※地上に上がる避難通路へ。ここの入り口から地上までの距離は170m。

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※数階程度の階段を上ったところにあるのが、このスペース。避難時のスペースでもあり普段は保管庫として活用するらしい。

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※先ほどのスペースから数階階段を上ると、今度は細い通路に。ここであえて横に伸ばした理由ってなんなんだろう・・・。

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※再び階段。でも地上まであと少し。

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※やっと地上が。普段はここは閉まってますが非常時に内側から開けることができるらしい。

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※やっと地上着。
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ということでウォーキングイベントはここで終了。
トンネルを歩くことも貴重な体験だったが、過去には無かった非常階段で地上まで行くことが出来たこともかなり貴重な経験。残念ながら今後はクルマで走ることは出来ても、歩くことは出来ないので、参加できた方はとても良い経験が出来たのではないか?と思う。

ちなみに、今回の開通で山手トンネルは国内道路用トンネルとしては関越トンネル(11キロ)を超えて最長に。しばらく此れを超えるトンネルは出てこないけど、あと5-6年後には外環道の大泉JCT~東名高速が開通予定。あくまで構想段階だけど環状線も地下化したいとか言われていたりもするので、数十年後には都内の高速はトンネル率が高まるのかも・・・・。

強風による砂嵐

おでかけしていた際のワンショット。
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強風で、砂が舞い上がり、広範囲でこのありさま。黄砂ですな。
写真は狭山市の入間川から川越方面を撮影しましたが、その後関越高速では
あたり一面黄砂で、視界が悪く。ノロノロ運転。首都高では中央環状線の一部が
強風で通行止めになり、その影響で都心方面に向かう路線は軒並み渋滞。
こういう日は、素直に家にいるべきなんでしょうね。

汐留(首都高速汐留駐車場) 中華料理 帝里加

汐留のビル街、銀座界隈、新橋界隈それぞれから外れた位置にある
首都高速汐留駐車場。それ故か、このエリアの中では一日2000円と
安く駐車できる場所なのだが、この駐車場の中にひっそりと営業
している中華料理屋がある。
と言う訳で今回、入ってみることにした。
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頼んだのは、お昼のランチメニューであるBセット。
野菜ラーメンとご飯で、580円。
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ちなみに、この駐車場はハイヤーの拠点にもなっているよう
なので、運転士らの食堂も兼ねているようだ。

帝里加 [ 中華 ] – Yahoo!グルメ

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Willcom トンネル内アンテナ 首都高速中央環状新宿線

2007/12に実施された首都高速中央環状新宿線開通前のトンネルウォークイベントに
参加した際に見つけて撮影したもの。
形とかにあまり珍しさはないのですが、とりあえずトンネル内に設置されているという
ことで紹介。
場所はちょうど、環状線外回り(西池袋→熊野町JCT)の間に設置されています。
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共同基地局 トンネル内アンテナ 首都高速中央環状新宿線

2007/12に実施された首都高速中央環状新宿線開通前のトンネルウォークイベントに
参加した際に見つけて撮影したもの。
トンネル内での通話を可能にするためのアンテナです。
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※ こちらがPDC用のノッチアンテナ。この形自体はパッと見、東京の地下鉄でよく
見かけるものと似ています。
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※ こちらが3G(IMT)用。PDC用と比べサイズがいくぶんコンパクトになっています。