ANAが紙の航空券廃止へ

普段、飛行機に乗るときにもらう航空券が無くなる方向になってきた。環境問題を考えれば、紙をなくすことは良いことなので大賛成なのだが修行をする方々にとっては、この展開は逆に不利に働いてしまうことに。と言うのも、ANAはすでにICチップ内蔵型マイレージカードを発行しカードをかざすだけで搭乗できるSKIPサービスを提供しているがこのサービスは同日に同一区間を複数巡ったりする、まさに修行する者とってよくあるパターンを行うことに対応していないため、都度有人カウンター等で発券手続きをしたりすることになりそうであり、規定ギリギリの組み合わせは無論、同一区間をただ通うピストン修行もし難くなることになる。先日、チケットレス割引も廃止が告知されるなど年々価格も上昇し、今度は使い勝手も変わることで、修行僧にとってはますますやり難くなるようだ。
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ANA、紙の航空券廃止…携帯や専用カードで搭乗
全日本空輸(ANA)は年内にも国内線で紙の航空券を廃止し、電子チケットに全面移行する。乗客が事前に座席を購入・決済した情報を集積回路(IC)チップ内蔵の携帯電話や専用カードに記録し、空港の読み取り端末にかざすだけで搭乗できる「スキップサービス」を普及させる。9月4日から松山空港で実証実験を行い10月以降、全国の空港に拡大していく方針だ。
 ICチップ内蔵の携帯電話や専用カードのない乗客は、空港などで2次元
バーコードが印刷された案内用紙を受け取り、読み取り端末にかざして搭乗する。紙の航空券を廃止するのは国内航空会社で初めて。電子チケット化で搭乗手続きが簡単になるのに加え、航空会社にとっては、従来の搭乗ゲート端末に比べ非接触型端末の方が整備費用が安くなるという。全日空は2006年からスキップサービスを始めたが、利用率が10~20%程度だった。
全日空は、他社との乗り継ぎもある国際線ではさらに準備が必要なため
国内線で先行させる。世界の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)は、2008年中に紙の航空券を廃止する方針を打ち出しており、日本航空も準備を進めている。
(2007年7月28日14時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070728i105.htm
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