ANA JCBカードもサービス改定。改悪へ

とうとうこのカードも改悪されることに。
ANAカードと言えば、住友VISAカードのマイペイすリボを活用するとポイント2倍になったり
JCBカードだったら年間50万以上使っていれば25%程度、100万円以上なら50%増しと
ボーナスポイントがもらえたりと結構貯めやすいカードであったが、それも昔。
住友VISAカードもサービス改定されてしまったし、そして今回JCBもサービス改定すること
になった。
まず、改定内容は2点。
 ・ポイントからマイルへの移行について、年間2100円支払う必要があったのが
  マイルへの移行レートが低くなるが無料で移行することも可能になった。
 ・年間50万、100万以上利用時にもらえたボーナスポイントについて、この部分の移行
  レートが1ポイント=10マイル → 1ポイント= 3マイル
anajcb1.jpg
anajcb2.jpg
住友VISAのサービス改定以後、JCBが一番ベストなカードと言われていたが、それも封印。
結果的にはJALカード同等のレートになった感じである。
ANAのマイラーさんは今後どうするんでしょうかね。。

au 新プラットフォームKCP+が絶不調。顧客獲得にも影響し、auはもうダメ

ケータイの機種は、今でこそ割賦販売等が広く行われている分、高いという認識
はあるものの、少し前までは最新機種でも1円等で売られてしまう始末で、電話機自体
5~6万するなど思いもしなかった人も多かったと思う。
高くなる理由は、高機能化だったりするのだが新機能つけるたびに単価が上がっては
大変なので、当然コスト削減も同時に行われていたりする。
auもKCP(KDDI Common Platform)という新プラットフォームを作り、部品やソフトウェア
開発等でできる範囲で共通化してしまい、各メーカーの負担量を軽減させるようにしている。
そして、2007年冬ではKCPがさらにバージョンアップしたKCP+のお目見えし
対応機種も発表されたのだが、不具合が多発し販売されず・・・・。いつまで経っても
販売の目処が立たない上に、気がついたら2008年春モデルが発表。この春モデルでも
KCP+搭載機があるが、そもそも冬モデルが販売されていない時点で、春モデルを出す
わけにもいかず、どん詰まり状態。
KCP+自体がしっかり直れば、冬、春モデルともに市場投入されそうな気がしますが
そうすると価格も暴落。小出しに足せば、そのうち夏モデルの発表が来るわけで
またおかしくなってしまい、どのみち価格は相当下がりそうな予感です。
でも、KDDIはなんでこんな不安定な段階で商品投入を認めたんでしょうか。
こんな状態なら多少ラインナップが貧弱でも発表しないで、本当に整った段階で一気に
攻めたほうが良かったと思うのですが・・・・・。
それにしても最近のauは絶不調ですね。買い方セレクトで、明らかに一番高いイメージが
つきましたし、最新機種のデザインも微妙な上に、KCP+搭載は販売できず。
学生向けのガク割も、WIN主流のイマでは形はあってもほとんど利用できないなか
ここぞのタイミングでソフトバンクが大々的なサービスを投入、少なくとも学生から見れば
ソフトバンクが安く見えるのは確実。エリア面でauがつながりにくいという話が多々いわれ
続け、最近ではITMediaでも言われてしまう始末。それもそのはず、いまある800MHz帯は
一旦、お国に返却が必要で、もらっておきながらまったく整備していなかった2GHz帯を
やっと整備し始めたばかり。当然、あれだけ電波の変われば、電波の飛びも変わるわけで
一番最初にドコモやソフトバンクが苦しんできたことをイマから苦しみ続けることになる。
(イマでも苦しみ続けている2社に対して、これから一からやるau。この差は、何年経っても
埋まらない)
おそらく、今回の一件でユーザーへのイメージは相当悪くなると思う。
イマは、まだ浸透しきっていないがこれが浸透すると、かつてもボーダフォンのように
なりそうな気がするのは私だけであろうか・・・・。
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auの「W54SA」に不具合、販売を一時停止
KDDIは、三洋電機製の「W54SA」において、プリセットされるアプリケーション
が利用できない場合があると発表した。これに伴って、「W54SA」の販売は中止
明日発売を予定していた地域についても延期される見込み。
 不具合の事象は、「W54SA」の一部において、製造上の問題からプリセットされている
アプリケーションが「!」と表示され、利用できない場合があるというもの。
通常、au端末のアプリキーを押すと、プリセットされたアプリケーションの名前やアイコンが
表示される。不具合のある端末では、この表示部分が全て「!」になっている。
「EZナビウォーク」や「地図ビューアー」「ぷよぷよ通DX(体験版)」「ニュースフラッシュ」など
が利用できない状態。
なお、「!」マークが表示されていない場合は問題なく利用できる。通話および通信機能
カメラやワンセグ機能などの利用には問題がないとしている。
 auでは、新たな携帯電話プラットフォームとして「KCP+」を採用。「KCP+」ではベース
バンドチップとして、新たにMSM7500というチップセットを導入しており、これに合わせて
出荷前に行なう工場でのチェック体制を変更した。
 今回の不具合の原因は、一部の工場でチェック体制に不備があり、検査時の状態から
出荷状態に戻さずに、そのまま出荷してしまったことによるもの。「W54SA」は2月7日まで
894台販売されており、このうちの2~3割の端末に不具合が発生するものとみられる。
 なお、対象となるユーザーには、個別連絡で対応する。販売再開時期については
未定だが、KDDI広報部ではそれほどかからずに販売が再開できるとしている。
明日発売を予定していた都内のauショップでは、販売を延期する旨がアナウンスされて
おり、予約客への対応を行なっているという。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38415.html
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りそなクラブ、りそなポイントバンク 条件見直しで大幅改悪へ

クレジットカード会社を中心にポイントサービスの条件が見直されている。
大半がよくなるどころか悪くなるものばかりで、告知があるたびごとにネットでは改悪だ!
と言われていたりする。そんななか、りそな銀行、埼玉りそな銀行がりそなポイント
りそなポイントバンクの条件を改定。ポイントならびに優待サービスを大幅改悪
することになった。

 ちなみに、イマまで提供されていた特典は以下。

 りそなポイントバンク (※ここでは、特典内容のみ)

       取引条件に応じてステージ分けし、各ステージに応じて様々な優待を提供するサービス

・コンビニATM利用手数料のキャッシュバック
・他行ATM利用手数料のキャッシュバック
・りそな銀行・埼玉りそな銀行・コンビニATMでのカード振込手数料のキャッシュバック
・りそなダイレクト・テレフォンバンキングサービス 振込手数料 1件100円キャッシュバック
・ 自動送金サービス振込手数料 1件52円割引
・スーパー定期(300)・満期F(フリー) 優遇利率の適用
・ 投資信託購入手数料 購入手数料の5%キャッシュバック

    ・ マイアカウント手数料 無料
    ・ 貸金庫割引
    ・ クイックカードローン/カードローン(無担保型) 金利優遇
    ・ マイカーローン/教育ローン(無担保型)等 金利優遇
    ・ りそなダイレクトあんしん保険   
     
    resona_point2007.jpg

 りそなクラブポイント

       取引条件によって決まったステージに応じてポイントを付与するサービス

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 今回の改訂では、これらがすべて見直されることになり、りそなポイントバンクについては

 完全廃止となった。クラブポイントについては、ポイントバンクが廃止されたことに伴い

 ステージ制がなくなり、取引内容に応じてポイント加算へ変更、またポイント加算数が

 大幅減となった。

 

 ここで驚きなのが、りそなポイントバンクの廃止。

 見てのとおり取引条件に応じて様々な優待を提供するサービスであり、他社への乗り換え等を

 抑制させる解約阻止ならびに顧客満足度向上を目的としたもの。みずほ、東京三菱UFJ

 三井住友銀行等でも、今でも普通に行われているサービスである。
 そんな、他社がいまだ力を入れている部分において、自ら進んで改悪したのはいささか驚きで

 ある。

 

 ネットでは、この件のことを取り上げている人は多く。なかには、今後資金移動する人が増える

 のではないかと言われている人もいるが、かくいう私もすべて移動することにした。

 

 さて、この件もそうだし、三井住友カードのEdy、Suicaチャージへのポイント付加終了等も

 そうだが、企業側はユーザーの行動についていささか読み間違っているようにも思える。

 おそらく一度取り込んでしまえば、多少サービスを悪くしても影響はないと思っているのかも

 しれないが、それはあくまで今回止めようとしているサービス以上に、他のサービス等に

 魅力がある場合ぐらい。逆に止めようとしているサービスがユーザーにとって魅力的なもので

 あった場合は、企業が思っている以上に、ユーザーは敏感、より機敏であり、流動しやすい

 ものである。

 

 たとえば、今回のりそな銀行を例にすると、もし他の銀行に行こうとするならば、口座を作り

 引き落としの変更をして、仮に住宅ローン等を組んでいれば借り換え手続きして・・・・となる。

 正直、住宅ローンについてはおいそれと借り換えはしにくいが、それ以外においては

 いまやATMにあるメールオーダーやネットで手続きできてしまうものにばかりである。

 さらに公共料金系もカードで支払いができる今、銀行にあえて引き落としさせる必要性も

 低くなり、人によってはホントに簡単に完了してしまうのである。

 また、住宅ローンについては、保障料を無料にしたり、金利がかなりに低めになるなど

 各社競争合戦中であり、条件さえあれば別に乗り換え事態も決して難しくないし

 仮に難しい人でも銀行はローンを借りるときこそ、自分たちの銀行に取引を集約してと

 指定されたりするものの、一度移動したことが確認されれば、その後の何年先までずっと

 利用状況のチェックしたりはしない。

 逆に、金銭管理がしっかりしている人なら、給与やその他支払いは他行に移して優待条件を

 勝ち取ってしまい、ローンの支払いだけは今までの銀行口座に振込みしてしまう。もちろん

 その振込みは優待でほとんどタダな状況であれば、もう痛くもかゆくもないのである。

 

 そう考えると、必ずしも乗り換えしないだろうという安易な予測は以外に脆かったりする。

 そもそも、ポイント等でユーザーをひきつけるというのは企業側が行った手法だが、ユーザーは

 このうまみを十分理解してしまった。広く認知される前ならまだしも、誰もがこれだけ巷にポイント

 が普及し、認知されてしまった段階では、ただユーザーからの評価を落とすだけである。

 企業側の業績等で行き詰まり、改悪せざる得ないケースもあるだろうが、よほとのことが

 ない限り、ここにメスを入れるのはそれなりの影響があることを十分認識しておく必要がある

 と思う。端的に言ってしまえば、明確に時限を定めたものならまだしも、曖昧に時限的に

 やろうと考えているぐらいならやらないほうがマシなのである。