「閉所恐怖症」で旅客機遅れる

サービス業であれば、明らかにお客さんが悪いケースも多々あり
人としては文句の一つや二つ言いたくもなる。
しかし、サービス業。心の中では「いい加減にしてよ!!」と叫びつつ
顔や言葉、態度には出さずに対応するのが基本。
そんな中、こんなコメント発表した点については、正直理解に苦しむのだが
閉所恐怖症と自認していて、無理な可能性があったにもかかわらず
飛行機になった、この人に対しても正直理解に苦しむ。
本人は軽い気持ちだったのかもしれないが、運行が遅れることで迷惑が
かかるケースだってある。そこまで考えていれば、おのずとどうすることが最良か
判断できたはずである。
鉄道みたいに一定間隔で停車するなら駄目なら降りれば良いし、バスや車みたい
に、その気になればいつでも止めてもらうこともできるものと違う。
持ちたくて持った病気ではないのは判るが、でも常に相手のことも考える
気持ちは持っておく必要があるのではないだろうか・・・・。
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「閉所恐怖症」で旅客機遅れる 全日空・鳥取
8月30日11時26分配信 産経新聞
 鳥取空港で29日夕、乗客の女性が「閉所恐怖症」による体調不良を訴え
東京行きの全日空機が遅れるトラブルがあった。全日空東京空港支店鳥取空港所
では「唖然とするような理由。他のお客様のご迷惑を考えれば、航空機に搭乗
すべきではなかった」とのコメントを発表した。
 全日空によると、29日午後6時10分ごろ、鳥取空港で鳥取発東京行きの
全日空298便が離陸のために滑走路に向かう途中、乗客の女性が突然、体調不良
で「どうしても降機したい」と訴えた。同機には女性を含め乗客158人が乗っており
そのままターミナルに引き返して女性を降ろした後、24分遅れで離陸した。
 女性は客室乗務員らに「自分は閉所恐怖症。乗ってみたけど、どうしてもダメだった」
と説明。女性はその後、JRで東京へ向かったという。
 鳥取空港所によると、鳥取空港では16日にも同じ全日空298便で女性客が
離陸直前にトイレに行こうとして倒れ、約30分間の遅れが発生した。この女性客
はその後、風邪気味で直前まで点滴を受けていたことが判明。最後は全日空が
用意した救急車には乗らず、父親の「お迎え」で実家に戻ったという。
 国内の空港では「自動機」による搭乗手続きが進み、従来のようにカウンターで
体調に関する声掛けを行う機会が少なくなっている。鳥取空港所では「体調不良を
訴えるお客様がいた場合、人道上無視して出発する訳にはいかず、結局は他の
お客様にご迷惑を強いることとなってしまう」としている。
最終更新:8月30日13時4分
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