2年後に完成する新滑走路により、発着回数が年40.7万回に増える
予定の羽田空港。うち、年3万回が国際線に割り振られることになって
いるのだが、いざ就航可能なのは、羽田発国内線の距離以内の区間まで
が目安と言われている。(成田との兼ね合い等で設けられている模様)
羽田から国際線に乗れることは便利なのだが、実際就航できる路線については
ソウル、上海を除けば、中国では杭州、青島、大連。韓国ではプサン、済州。
あとはロシアのウラジオストックぐらい。グアムは約1500マイルで、台湾は
約1300マイル、香港も約1800マイルと名高いところはNGだったりするため
枠が増えても、あの制限がある限りは便利になるケースは思ったより低いの
かもしれない。
成田の開発もスムーズとはいえないことも考えれば、いっそのこと関西空港に
国際機能増強させて、羽田関空間のシャトル便でも増やしたほうが良いのかも
しれない。(成田良く手間は面倒だけで、関空まで行く手間も面倒なので、必ずし
も意味はないかもしれない。)
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羽田空港の国際化、都が国と協議・国際便などの増加求める
東京都など首都圏自治体は18日、羽田空港を発着する国際線便数と
就航エリアの拡大を求めて国と協議を開始した。羽田は2010年10月の
新滑走路完成に伴い発着枠が年40万7000回と従来比4割増え、うち少なくとも
3万回が国際線に回される。それに先立ち、中国・上海など国際便の就航都市が
広がっており、羽田国際化の動きは一段と加速しそうだ。
国土交通省は国際線の基幹は成田空港で、羽田はその補完と位置付ける。
羽田からは現在、韓国・ソウルや上海などへ限定的に国際線が飛んでいるだけ。
羽田再拡張後も発着枠40万7000回から国内線の予測需要(最大37万7000回)を
引いた約3万回を国際線に開放する考えだ。
この3万回を羽田に近い空港から割り当ててゆくと、就航エリアはソウルや
上海など半径2000キロメートル圏内にとどまる。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080218c3b1804j18.html
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