首都圏外郭放水路(調圧水槽)を見学しに行って来た

前々から行ってみたかった埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路へ。
周辺地域はたくさんの川に囲まれ、また土地が低いため大雨が降ると冠水しやすい地域ということで、国道16号線の下に全長6キロのトンネルを建設し、周辺にある川と接続。増水時に水をトンネルに流し込むことで川の氾濫を抑えている。

で、このトンネルの終端には調整水槽と呼ばれる地下神殿のような場所があって、最終的には江戸川に放水されるのだけど、この調整水槽が水の無いときは見学できるので行って見ることにした。

ちなみに、ここは予約制。1ヶ月前から予約開始だが予約開始と同時にすぐ埋まるので注意。

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江戸川に面したところにある庄和排水機場。他の川から来た水は、ここから江戸川に水を放出される。

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ここが調圧水槽。水圧に耐えるために、たくさんの柱が聳え立っていて、確かに地下神殿のような感じ。ちなみに靄があるのは17日頃に水を溜めていた関係で。

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こちらの穴は外郭放水路に向かう水槽。50メートル下に全長6キロのトンネルがある。

もともと周辺の各川で取り込まれた水は、地下50メートルにあるトンネルまで下り、そのトンネルに水が溜められていく。そしてこのトンネルに水がいっぱいになると、今度はトンネルから50メートル上にある調圧水槽まで水かさが上がっていき、調圧水槽の高さまで来ると、調圧水槽に水が流れ溜められていき、調圧水槽が一定量まで水が貯まると、ここから江戸川に放水するという仕組み。
いろいろ手が込んだ仕組みになっているなぁ。

http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/intro/index.html