8月20日先行予約開始と共に注文を入れてから早4か月。先日無事新型レヴォーグが納車された。買ったのはGT EX。大半の方はSTIスポーツを注文しているそうなので、かなりの少数派。きっとどのニュースサイトも個人ブログもSTIスポーツの感想ばかりだろうから、GTグレードの感想をここで綴っていこうと思う。新車の納車は嬉しいことだが、今まで乗ってきた初代D型レヴォーグとはこの日でお別れ。D型レヴォーグはツーリングアシスト初搭載車であり、これはこれで快適で、あちこち出かけていたが最後の一年は新型コロナでほとんど出かけられず。少し楽しみ足りないままの別れになったことが残念。最後に一緒に撮影。
さて、納車後少しだけ一般道や高速を走ってみたので気になったことをいろいろ続てみようと思う。もしこれから買う人がいたら参考にしていただけたらと思う
■その1. アイサイトの進化
今回の新型レヴォーグでは、ベースとなるアイサイトとEXグレードには上位機能となるアイサイトXという2つの機能実装されている。アイサイトは、カメラが広角化し・センサーが4つ追加、アルゴリズムも更新により、今までの機能の底上げをしつつ右左折時の衝突回避が追加されるた。アイサイトXは車用の地図データが実装され渋滞時ハンズフリー、レーンチェンジアシストなどが実装されツーリングがより快適になる機能が追加された。実際乗ってみると大きく進化したと感じる場面がある。一つ目は追随時クルーズコントロール時の加速・減速方法。今までは加速時は前車が動き出して少し離されたところでやっと動き出すというもたつき感と、設定速度によっては設定速度に早く到達させようと急な加速を行う傾向があったが、このあたりが解消されている。また減速時も減速開始こそスムーズだが最後の停止になると強めのブレーキが踏まれる傾向があったがこれも解消。マジでうまい人の運転感覚。これは実に良い。二つ目は、ツーリングアシストの進化。カメラが広域化したこと・アルゴリズムの進化・アイサイトX搭載による地図の活用などからか、JCTの急カーブでも前車がいればしっかり追随。カーブを曲がり切ってくれた。初代レヴォーグのツーリングアシストでは放棄されてしまう部分をしっり対応してくれたことで大変便利になった。
進化は確実にしているのだが、成熟感はまだまだと言える部分も見え隠れする。例えばレーンチェンジアシスト。レーンチェンジアシスト機能は、走行車線から追越車線へと車線先行したい時に変更したい車線側で自車より後方を走る車がいない、もしくは一定程度離れている時にアシストしてくれる便利な機能。実際走行車線から追越車線に変更時は便利なんだけど、追越車線から走行車線に戻る時は、戻りたい車線側に自車より後方を走る車の状況に加えて、自車より前方を走る車の状況も考慮する必要がある。具体的には、走行車線に入りたいと考えていて、自車が入る位置の前後に車がいるようなケース。この時追い越し車線を走る自車のスピードは、走行車線を走り(自車が入った時には)前車となる車の走行スピードよりも速いことが多く、入りたい車線の前車と後続車の間隔があまり広くない場合は後続車のことを考えて前車との距離を縮める形で車線入り、速度調整して前後車の間隔をとるが、このようなケースで追い越しから走行へのレーンチェンジアシストを使うと変更後すぐブレーキをかけるを避けるべくレーンチェンジ途中で中断。逆にエマージェンシーレーンアシストが発動し追い越し車線に戻してしまう。なんとなく首都高とかだと交通量の多く車間が短いことが多いので首都高等でのレーンチェンジは使えないことが多いのではないか?と思うほど。もう少し改善が入っても良い感じがします
またアイサイトXの渋滞時ハンズフリー機能も高速道路で単純に50km/h以下なら利用可能ということでないようです。今回外環で事故渋滞をわざわざ走行してみたのですが渋滞抜けるまで一度もハンズフリー機能が有効にならず。速度も5-15km/hと低速でしたので適用されるはずなんですが・・・。
■その2. スイッチ類は慣れが必要
まず法規制でライトにオフがなくなりました。オートライトが常に有効になっています。夜間や夕方なら良いのですが日中で高架下など日陰のような場所でも点灯しちゃいます。消したくても一時的にオフするすべはありますが、スイッチ自体はオートライトの位置に戻ってしまうので、また再び点灯してしまうオチに。オートライトの法規制はまた始まったばかりで馴染みが低いので、前を走る車の運転手から見ると嫌がらせ受けているような感覚にも。車間開ける。極力陰にあたる位置に止めないとかいろいろ気を遣う必要がありそうです。あとはウインカーレバー。今まであったちょっと動かすだけで3秒程度ウインカー付いてくれる機能がなくなりました。また操作感覚が変わり車線変更等でウインカーレバーが戻らないケースで元に戻す際に、軽く操作したもりが逆側のウインカーが付いてしまうぐらい反応が良すぎるので、結構慣れが必要です。(あれは辞めてほしい・・・)
(訂正)3秒程度ウインカー点いてくれる機能は引き続きありました。ただ押し感が変わってしまったことで3秒ウインカーがうまくできない時があります
■その3. ナビの音楽再生機能は癖がある
EXグレードにはナビがついてますが、このナビの音楽再生機能はちょっと癖があります。まず音楽再生するには、BT接続するか、2つあるUSB端子を活用しUSBメモリーを挿すか、ライトニングケーブルでiPhone等接続する、TYPE-CケーブルでAndroidスマホ等接続するかとなりますが、USB端子に音楽ファイル入りUSBメモリーを挿して、iPhoneを充電しようとするとCarplay機能が優先されてしまいUSBメモリーの音楽を聴くことができません。選択もできなくなるため解消するにはiPhoneを外すしかありません。iPhoneで音楽も・・・であれば問題ありませんが、音楽はUSBメモリーで、iPhoneは充電という方は後部座席側のUSBで充電する必要が出てきます。なお、iPod系はCarplay対応端末以外認識しない仕様になっているので、古い機種は使えない点にも注意です。
またケーブル接続してiPhoneに保存された音楽を聴くときにも注意が必要です。ナビのメニューでAppleCarplayを選択すると音楽再生画面が表示され、プレイリスト選択等もできますが、同じナビメニューのメディアを選択し、iPhoneのタブを開いた場合はプレイリストの選択ができません。(結局AppleCarplayに戻る必要がある) また、Applecarplayの音楽再生画面では走行速度が10km/hを超えると操作ができなくなる仕様が実装されてますが、逆にメディア側で表示した場合は走行速度の制限を受けません。このあたりはユーザビリティがよくなく、今後の改善に期待したいですが、なんとなく米国向け仕様と共通化していそうなので、改善されなかもしれません。
(追加)内蔵WIFIを使用してスマホとテザリングする時の注意点として、スマホ側の端末名に日本語が入るとナビ側からスマホ検索時に出てきません(私は、〇〇のiphone というデフォルトだたのですが、これでは検索にヒットせず「の」を外したことですんなり見つかるようになりました)
■その4. エンジンオフ時ナビ・オーディオの挙動に違和感
一般的に、エンジンをオフにした時の挙動は、ナビなどの電源もあわせて切れるものかと思いますが、新型レヴォーグではエンジンをオフにしてもナビも音楽も表示・再生を継続します。そのためエンジンオフにできたのか?と不安に感じることが。ちなみに、ドアを開けるとナビ等は消える仕組みになっています。このあたりは慣れかもしれませんが過去のスバル車でもなければ、国産車でもあまり実例を聞かないので戸惑うかもしれません
■最後に
買って数日、100km程度走った感想をまとめてみました。これからもどんどん乗っていきますのでいろいろ纏めていきたいと思います。