CEATECにて、auトライブリッド基地局について、いろいろ聞いてきた

ゆんたく会に参加するため沖縄へ行くことになっていたが、この時期はCEATECの開催時期。
いつもならば土曜日に行くのだが、その日は沖縄。と言う事で、金曜日に沖縄へ旅立つ前に
行って来ることにした。(それでも15時の飛行機に乗る必要があったため、実質2~3時間
しかいられなかったが・・・・)
で、CEATECでいろいろなネタがあったけど、それは別ブログ等で書くこととして
ここではauブースにて紹介されていたauのトライブリッド基地局について。。
まさに、これから東村に行く予定だった私にとっては、実物を見る前にいろいろ情報が
聞けてよかった。
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※トライブリッド基地局の概要
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※ 現在、稼働中のトライブリッド基地局の発電状況。
   ちなみに、この時期はまだ積雪がなかったが雪が多い上越市での実験では、積雪時でも
   結構太陽光発電が出来ていたとの事。他地域より微妙に角度を変えることで、積もりにくく
   させていることに加え、以外に反射熱等で思っていたより蓄積が出来ていたとの事
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※ 現在設置済み、設置中のトライブリッド基地局のリスト。
   ちなみに、沖縄では東村のほかに、糸満も設置されるとのことだが、このタイミングで
   設置は少し遅くなるという話が。。
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トライブリッド有と無の電力量と料金比較。
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 ※ どの時間帯にどの電力源を使用していたかの事例。
    日の強い午前は太陽光。午後は蓄電池。夜は電力となっている
 

景観に配慮した基地局設置の動き

日本の基地局と言えば、あからさまにアンテナと判るものばかりなのですが
海外ではアンテナがあることをユーザーに気がつかせないように、いろいろと隠したりしていることが多いのが現状です。
日本は、ほんの数年前までドコモなどが数局設置している程度でしたが年々採用箇所も増えたようで、やっと諸外国に追いつき始めた感じがします。今後、何処に設置されているか判らない・・・・なんて時代は来るのでしょうか?
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「忍者型アンテナ」続々 携帯基地局増加で景観に配慮
2007年02月21日11時35分
作り物の枝葉をまとって大木に化けたり、神社の格子戸の奥に潜んだり――。
携帯電話のアンテナ基地局に、周囲の風景に溶け込んで姿を消す「忍者型」が増えている。ケータイの爆発的普及と足並みをそろえ、電波をやりとりする基地局も急増。各地の郊外に高さ数十メートルに及ぶ鉄塔が次々と姿を現すようになり、便利さと景観維持の兼ね合いが求められるようになったためだ。 名古屋市東部の住宅街に面した竹林に昨春、ひときわ太い「竹」が出現した。濃緑色の表面にはちゃんと節があり、四方に伸びた枝に細長い葉が茂る。実は、高さ15メートルの鋼管を竹そっくりに塗装し、鉄製の枝葉を溶接した「擬竹アンテナ」だ。 NTTドコモが地元住民と話し合い、竹林の風情を壊さないように工夫した。節の間隔はあえて不ぞろいにし、枝のたわみまで再現した力作に、近所の主婦は「少し離れて眺めれば、竹林に紛れて違和感がない」。オーダーメードのため、コストは通常型のほぼ倍かかったという。 ドコモはこのほか、合成樹脂製の樹皮や枝葉をまとった松型アンテナとログハウス風の機器収納箱をセットした「山小屋型」や、鋼管にランプを取りつけた「街灯型」などを、全国22カ所の国立公園や景勝地に設けている。
 ソフトバンクモバイルは「立ち枯れシラカバ型」を長野県内のスキー場に
設けているほか、広島県内の神社では基地局を境内の建物内に隠し、
格子戸越しに電波を送受信させている。「携帯電話は通じて欲しいが、
境内の古風な雰囲気は乱されたくない」という声に応えたものだ。
 忍者型が増えている背景には基地局数の急増がある。携帯電話と
PHSの契約数は1月末で1億件を突破し、全国民のほぼ8割に行き渡った
計算だ。06年末には規模の大きい携帯電話の基地局だけでも約13万局
に達しており、過去5年間で2.5倍に膨らんでいる。
 特にここ数年は顧客争奪戦が激しくなる中、各携帯電話会社は電波の
通じない「圏外」解消に奔走。山村部や観光地への基地局設置を急いで
いるが、電波を効率よく送受信できる好立地ほど見晴らしがよく、武骨な
鉄塔が目立つ結果となる。
 ドコモは忍者型のほかにも、やぐら組みの鉄塔を鋼管1本に置き換えたり、
本来光沢のある表面をつや消しや茶系色に塗り替えたりするなどの景観
対策を進めている。
 行政側が主導して、基地局の乱立を防ごうとする動きもある。基地局は
各社の「企業戦略」に従ってバラバラに建てられてきたが、山梨県は06年度
から、高さ20メートル以上の基地局を建てる場合はライバル会社に共同利用
を呼びかけるよう指導。現在、新設局の2割が共用されているという。
 ドコモは「今後も通話エリアを広げていくためには、景観対策は避けられない
課題。基地局を目立たせない工夫に加え、基地局の総数を抑えるような技術
開発を続けていく」と話している。
ソース元 : http://www.asahi.com/national/update/0221/TKY200702210140.html
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