新型レヴォーグ納車。初走行で見えてきたこと

8月20日先行予約開始と共に注文を入れてから早4か月。先日無事新型レヴォーグが納車された。買ったのはGT EX。大半の方はSTIスポーツを注文しているそうなので、かなりの少数派。きっとどのニュースサイトも個人ブログもSTIスポーツの感想ばかりだろうから、GTグレードの感想をここで綴っていこうと思う。新車の納車は嬉しいことだが、今まで乗ってきた初代D型レヴォーグとはこの日でお別れ。D型レヴォーグはツーリングアシスト初搭載車であり、これはこれで快適で、あちこち出かけていたが最後の一年は新型コロナでほとんど出かけられず。少し楽しみ足りないままの別れになったことが残念。最後に一緒に撮影。

さて、納車後少しだけ一般道や高速を走ってみたので気になったことをいろいろ続てみようと思う。もしこれから買う人がいたら参考にしていただけたらと思う

■その1. アイサイトの進化

今回の新型レヴォーグでは、ベースとなるアイサイトとEXグレードには上位機能となるアイサイトXという2つの機能実装されている。アイサイトは、カメラが広角化し・センサーが4つ追加、アルゴリズムも更新により、今までの機能の底上げをしつつ右左折時の衝突回避が追加されるた。アイサイトXは車用の地図データが実装され渋滞時ハンズフリー、レーンチェンジアシストなどが実装されツーリングがより快適になる機能が追加された。実際乗ってみると大きく進化したと感じる場面がある。一つ目は追随時クルーズコントロール時の加速・減速方法。今までは加速時は前車が動き出して少し離されたところでやっと動き出すというもたつき感と、設定速度によっては設定速度に早く到達させようと急な加速を行う傾向があったが、このあたりが解消されている。また減速時も減速開始こそスムーズだが最後の停止になると強めのブレーキが踏まれる傾向があったがこれも解消。マジでうまい人の運転感覚。これは実に良い。二つ目は、ツーリングアシストの進化。カメラが広域化したこと・アルゴリズムの進化・アイサイトX搭載による地図の活用などからか、JCTの急カーブでも前車がいればしっかり追随。カーブを曲がり切ってくれた。初代レヴォーグのツーリングアシストでは放棄されてしまう部分をしっり対応してくれたことで大変便利になった。

進化は確実にしているのだが、成熟感はまだまだと言える部分も見え隠れする。例えばレーンチェンジアシスト。レーンチェンジアシスト機能は、走行車線から追越車線へと車線先行したい時に変更したい車線側で自車より後方を走る車がいない、もしくは一定程度離れている時にアシストしてくれる便利な機能。実際走行車線から追越車線に変更時は便利なんだけど、追越車線から走行車線に戻る時は、戻りたい車線側に自車より後方を走る車の状況に加えて、自車より前方を走る車の状況も考慮する必要がある。具体的には、走行車線に入りたいと考えていて、自車が入る位置の前後に車がいるようなケース。この時追い越し車線を走る自車のスピードは、走行車線を走り(自車が入った時には)前車となる車の走行スピードよりも速いことが多く、入りたい車線の前車と後続車の間隔があまり広くない場合は後続車のことを考えて前車との距離を縮める形で車線入り、速度調整して前後車の間隔をとるが、このようなケースで追い越しから走行へのレーンチェンジアシストを使うと変更後すぐブレーキをかけるを避けるべくレーンチェンジ途中で中断。逆にエマージェンシーレーンアシストが発動し追い越し車線に戻してしまう。なんとなく首都高とかだと交通量の多く車間が短いことが多いので首都高等でのレーンチェンジは使えないことが多いのではないか?と思うほど。もう少し改善が入っても良い感じがします

またアイサイトXの渋滞時ハンズフリー機能も高速道路で単純に50km/h以下なら利用可能ということでないようです。今回外環で事故渋滞をわざわざ走行してみたのですが渋滞抜けるまで一度もハンズフリー機能が有効にならず。速度も5-15km/hと低速でしたので適用されるはずなんですが・・・。

■その2. スイッチ類は慣れが必要

まず法規制でライトにオフがなくなりました。オートライトが常に有効になっています。夜間や夕方なら良いのですが日中で高架下など日陰のような場所でも点灯しちゃいます。消したくても一時的にオフするすべはありますが、スイッチ自体はオートライトの位置に戻ってしまうので、また再び点灯してしまうオチに。オートライトの法規制はまた始まったばかりで馴染みが低いので、前を走る車の運転手から見ると嫌がらせ受けているような感覚にも。車間開ける。極力陰にあたる位置に止めないとかいろいろ気を遣う必要がありそうです。あとはウインカーレバー。今まであったちょっと動かすだけで3秒程度ウインカー付いてくれる機能がなくなりました。また操作感覚が変わり車線変更等でウインカーレバーが戻らないケースで元に戻す際に、軽く操作したもりが逆側のウインカーが付いてしまうぐらい反応が良すぎるので、結構慣れが必要です。(あれは辞めてほしい・・・)

(訂正)3秒程度ウインカー点いてくれる機能は引き続きありました。ただ押し感が変わってしまったことで3秒ウインカーがうまくできない時があります

■その3. ナビの音楽再生機能は癖がある

EXグレードにはナビがついてますが、このナビの音楽再生機能はちょっと癖があります。まず音楽再生するには、BT接続するか、2つあるUSB端子を活用しUSBメモリーを挿すか、ライトニングケーブルでiPhone等接続する、TYPE-CケーブルでAndroidスマホ等接続するかとなりますが、USB端子に音楽ファイル入りUSBメモリーを挿して、iPhoneを充電しようとするとCarplay機能が優先されてしまいUSBメモリーの音楽を聴くことができません。選択もできなくなるため解消するにはiPhoneを外すしかありません。iPhoneで音楽も・・・であれば問題ありませんが、音楽はUSBメモリーで、iPhoneは充電という方は後部座席側のUSBで充電する必要が出てきます。なお、iPod系はCarplay対応端末以外認識しない仕様になっているので、古い機種は使えない点にも注意です。

またケーブル接続してiPhoneに保存された音楽を聴くときにも注意が必要です。ナビのメニューでAppleCarplayを選択すると音楽再生画面が表示され、プレイリスト選択等もできますが、同じナビメニューのメディアを選択し、iPhoneのタブを開いた場合はプレイリストの選択ができません。(結局AppleCarplayに戻る必要がある) また、Applecarplayの音楽再生画面では走行速度が10km/hを超えると操作ができなくなる仕様が実装されてますが、逆にメディア側で表示した場合は走行速度の制限を受けません。このあたりはユーザビリティがよくなく、今後の改善に期待したいですが、なんとなく米国向け仕様と共通化していそうなので、改善されなかもしれません。

(追加)内蔵WIFIを使用してスマホとテザリングする時の注意点として、スマホ側の端末名に日本語が入るとナビ側からスマホ検索時に出てきません(私は、〇〇のiphone というデフォルトだたのですが、これでは検索にヒットせず「の」を外したことですんなり見つかるようになりました)

■その4. エンジンオフ時ナビ・オーディオの挙動に違和感

一般的に、エンジンをオフにした時の挙動は、ナビなどの電源もあわせて切れるものかと思いますが、新型レヴォーグではエンジンをオフにしてもナビも音楽も表示・再生を継続します。そのためエンジンオフにできたのか?と不安に感じることが。ちなみに、ドアを開けるとナビ等は消える仕組みになっています。このあたりは慣れかもしれませんが過去のスバル車でもなければ、国産車でもあまり実例を聞かないので戸惑うかもしれません

■最後に

買って数日、100km程度走った感想をまとめてみました。これからもどんどん乗っていきますのでいろいろ纏めていきたいと思います。

新型レヴォーグを先行受付開始初日に予約してみた

2020年8月20日からスバルは新型レヴォーグの先行受注申込を開始した。今回はその申込を行った話と今回の新機能について語ってみたいと思う

2014年にレガシィーの後継として登場した初代レヴォーグは、スバルのフラグシップモデル故に6年の間に様々な機能が搭載されてきた。アイサイトVer3、スバルリアビークルディテクション(後方側面の警戒支援)、ツーリングアシスト(同一走行車線での自動追随)、クルーズコントロール135km/h対応など主に安全支援機能がもっとも早く搭載されてきたが、この6年の間にスバルの他車種はプラットフォームをSGPに刷新。気が付けばこのレヴォーグとWRX、S4が未だ旧プラットフォームで時期的にもそろそろフルモデルチェンジが求められていた。

新型(2代目)レヴォーグは昨年の東京モーターショーで初お披露目。その後はネット情報等で情報が漏れだしていたが、8月20日に正式に一般向けに情報公開されてかつ先行受注を開始。早速この初日に、GT-EXを注文した。

普通ならばこのタイミングから検討を開始して、早くても数日後に申込になるのに、公開した初日にいきなり注文とは、単なる盲目的信者か?と思う人もいるかもしれない。しかし私に限らずディーラー担当とコミュニケーションを取っていた方であれば、5月ぐらいから営業向けに商品情報が展開されていたので、営業さんと一緒に見るという条件にはなるがこの段階から新型レヴォーグがどんなスペックで、何を改良したのかなどおおよその確定情報は入手できていたし、7月中旬ごろにはグレードとグレード別メーカーオプションの装着可否、色、燃費そして価格が記載されたプライスリストが貰えたので、この間にどのグレードを選ぶか、なんなら値引き等考慮した総額がどの程度か?などイメージができたのでこの初日に、価格商談して納得いけば即注文も可能だったのである。(まぁ値引きがしょぼかったら、考えましたけどもね) と言うことで、単に早く情報を入手できておかげでじっくり検討した上で購注文したということでした

■新型レヴォーグのポイント

今回の新型は、ほぼすべてが刷新されている。エンジン、CVT、ボディ(プラットフォーム)、内装、そしてアイサイト等の安全支援システムなど。

①エンジンについて。初代の1.6Lエンジンの後継として1.8Lリーンバーン対応ターボエンジンが新搭載された。このエンジンは馬力こそ177馬力と初代1.6Lより7馬力しか増えていないが、トルクは50Nもアップした。初代の1.6Lは停止時からの加速させる際、ターボが効き始めるのが1800回転以上のため、最初加速鈍く、2000回転近くで急に力増すという特性だった。これが都市部走行時には使い勝手が悪い。踏み込み量少なめ(1500回転程度)だと、信号が青に変わり複数車線のクルマと同時に走行開始した時に他のクルマの方が先に行ってしまうことがあるほど、では最初から踏み込み量を増やす(2000回転まで上げよう)と、今度はスバル車ではお馴染みのCVT回転数が先走るような挙動が出る(であまり力でない)。後者が改善されるかは判らないが、少なくとも新型はターボが効き始めるのが1600回転となるので、都市部でもスムーズな走り出しができそうである

②ボディ(プラットフォーム)について。これは現行のインプレッサ以降に採用されたSGPに変わることで剛性がマシてより走りがよくなる。以前インプレッサを試乗した時に違いを感じたのでその効果を期待しているし、今回はフルインナーフレーム構造という組み立て方を変えたことで溶接ポイントが従来より増えてより剛性が増したようなので、さらに走りが良くなったというのが挙げられる。

③内装・装備について。正直ドアや助手席周辺のデザインは、SGP搭載車のインプレッサ、XV、フォレスターとどこか似ている部分がある(写真左が新型レヴォーグ、右側はインプレッサ)

新型レヴォーグとインプレッサの内装比較

しかし、今回のレヴォーグでは、EXグレードにはなるが、センターに大型ディスプレイを搭載、さらにメーターも液晶化。ベンツやアウディにもあるメーター画面でナビ表示が可能になるし、シート形状も前席は全グレード共通でスポーツシートになったし後席も座面サイズを増やし座りやすくなった。また後席にエアコン吹き出し口(後席ベンチレーション)も搭載。と快適性が増した。また、リアゲートはGT-Hグレード以上でハンズフリーオープンパワーゲートが搭載。(オープンパワーゲート自体はフォレスター、アウトバックで搭載されているが、ハンズフリーになった点はレヴォーグが初となる)。あと個人的におススメしたいのがホーンの変更。従来のしょぼいホーンではなくディーラーオプションであったスバルホーンが標準搭載に。この音はなかなか良いのでこれが標準化したことは素直に喜びたい。あとはEXグレードに標準搭載されるナビ機能。あの大型液晶=統合コックピットシステムは、デンソーとBlackBerryが共同開発したもの(最初の搭載は米国向け新型アウトバック)なので、デンソーの子会社であるイクリプス(ECLIPSE)が関与してくれることを祈るばかりではあるが、正直今までディーラーオプションでカロッツエリア、ダイヤトーンなどを選択していた方はSDカードスロットもCDスロットも無くなり、あるのはUSB端子とAUX端子のみなのでちょっと不満が出る可能性がある。あと地図の更新は年2回予定しているが1回あたり1万円程度かかるとのこと。最近は3年までは更新無料が多かったので悩ましいところである。しかし悪いことだけでなく良いところも挙げるなら、このナビにはバックカメラも標準化しているので、余計な費用がかからない。またあの大型液晶でフロントビュー・サイドビューカメラの映像を表示できる。従来の車種ではセンターディスプレイで小さくしか表示できなかった点を考えれば、より使い勝手が良くなったと言える

④アイサイトの進化について。これが一番デカいのだが、今回はアイサイト自体が進化するとともにEXグレードにはアイサイトXというより先進機能が搭載と二段構えになっている。新アイサイトでは、広角化したカメラへ刷新、また前後に4つのレーダーセンターを搭載し、交差点での対向車衝突防止や右左折時の歩行者巻き込み事故回避にも対応と大きく進化している。またツーリングアシストについては広角化等によってアシスト領域が改善されたと思われる。余談だが、ツーリングアシストが最初に搭載された初代D型レヴォーグ乗りとしては、首都高などでツーリングアシストはあまり使える機会が少なかった。合流時の割り込みなどでは前車の割り込み方次第ではカメラは捉えられず加速しそうになってしまうし、高速のゆるやかなカーブは問題ないが、急カーブとか、ほんのちょっとハンドルを切る程度のカーブとは言えないほどのカーブでもアシスト解除されていたのだが、これが改善されることが予想される。そしてEXグレードで追加されるアイサイトXでは、高速・首都高等で前方車があり50km/h以下であればハンズフリー走行が可能になる。正直これの取り上げが凄いが個人的には、車線変更してくれるレーンチェンジアシストやカーブ前減速、料金所減速機能の3つが凄く良い改善で、それはツーリングアシストがより実用的になるから。例えば初代D型レヴォーグのツーリングアシストでは、先ほどカーブ走行はアシストがよく止まると書いたが、これ実は走行している速度によっては問題なくアシストしてくれることがあった。自ら違反申告するようなものだが、50km/h制限のある区間を走行している時に50km/hで走っていたらアシストされるのだが、これを60km/hとかで通過しようとしたら解除されてしまう。当然法定速度で走るべきなんだけど首都高とかでは法定厳守はなかなか難しい。故に10km/h程度はオーバーして走るはざら。故にそのカーブに差し掛かったらアシスト解除されてしまいカーブ曲がり終えたら再びセットするという作業が必要になるのだが、新型レヴォーグのカーブ前減速機能があればセットした車速がどうであれ、そのカーブが安全に通過できる速度まで減速してくれ、通過したら設定速度まで戻してくれる。故にこの3機能はツーリングアシストの領域が広がる大事な機能なので、ナビを犠牲にしてでもEXグレードを選ぶべきと思う

■おススメなグレードはどれ?

新型レヴォーグのグレードだが、あまりグレード別の装備に違いがあまりないのが特徴である。例えばエンジンはGT、GT-H、STIの3グレードどれも同じである。前述したシート形状も素材の違いはあるが形状はみんなスポーツシートに統一されている。エアコンの後席ベンチレーションも全グレード対応。AVHなども全グレード装備。そして各グレードにEXを付けた場合に付くアイサイトやナビの機能差分も基本変わらない。

では、どこが違うのか?だが、大きな違いは①STIグレードのみ電子制御ダンパーが搭載され走りの質感を変えられる機能があること。②GT-H、STIグレードになるとリアパワーゲートや助手席・後席向けの内装備が充実する(家族利用におススメ) ③デジタルリアビューミラーはEXグレードにしかつけらけれない。ぐらいでしょうか。

①電子制御ダンパーはSTI専用です。これが欲しい人はSTI以外選択肢がありません。なお注意点は車高を変えたい人。これ交換等できないそうです。(8/22のスバルやジャーナリストさんの配信でプロダクトマネージャーが質問に対して回答) ②については、リアにヒートシーターが搭載されること。助手席がパワーシート化。運転席のパワーシートが乱場サポート対応になると共に着座位置等を記録できるメモリーセット機能の搭載。そしてリアのパワーゲートが装備。あとはアンビエント照明、ペダルのアルミパーツ装着、リバース時のドアミラーの自動位置変更等が実装されます。複数人で同じ車を共有して使う人や助手席や後部座席に人を乗せる機会が多くかつ寒い地域に住む方などにおススメ。

私個人は、リアのパワーゲートこそ欲しいと思ったものの、基本私自身が運転ですし、決まった人しか乗せないしかつ冬場極寒の地に出向く頻度は皆無(故に助手席パワーシートやらリアシートヒーターは不要だった)、またアンビエント照明が思ったほど光が弱そうだったので、逆に割り切ってGT-EXにしてしまいました。(D型レヴォーグでも17インチタイヤなので、18インチにする必要も感じでいないあたりも影響している)

と私の話はさておき、一般的な使い方でのおススメグレードはGTだと思っています。確かに電子制御ダンパー搭載のSTIグレードが一番良いと思います。しかしその分お値段は増してGH-HとSTIのグレード価格差は40万程度(GTとの比較だと、なんと63万円差)あり、一方その制御ダンパーをコロコロ変える頻度は最初こそ多いけどいずれはモード固定化されることを考えると、悩ましい価格ともいえます。一方GT-Hは、高級車に搭載される機能の大半が装備され、GTとの価格は22万程度。家族みんなで使うならアリな気がします。しかし、ハンズフリーリアパワーゲートは手を使わないで開けられるのは便利な一方で、両手が使えない状態の頻度ってどの程度なのか?と考えると悩ましく、リアシートヒーターも今回後席ベンチレーション(後席吹き出し口)もついたことで冷房・暖房が直接あたるようになり寒々な頻度は減ったほか、それ以外の機能もあっても良いが無くても困らない機能が多いというのが悩ましいです。

もちろん後から付けられないから付けておくという”大は小を兼ねる”の考え方はありだと思いますが、コンパクトカー等にありがちな安全面や快適性装備のグレード別の機能差が結構あって・・が今回少ないが故に、ベースグレードであるGTにEXさえつけていれば十分事足りると感じられます。

■納期は?

先行受注が早速開始しましたが、正式な発表は10月15日で製造開始は11月と言われています。当初は全国のディーラーが展示車として調達するので数百台程度は既に発注済み。そのあとからお客様のオーダー分の生産となるようです。そのため受付初日の段階で契約書を取り交わしていますがこの段階で納期は12月見込みと言われています。もちろん仮の日程ですが、実はスバルは現在燃費基準をWTLCモードに変える&年次改良タイミングと被っていて、大半のモデルで受注受付停止等しています。フォレスターは2.5Lエンジンは終了し今回の新型レヴォーグに搭載される1.8Lエンジン搭載モデルが追加され、インプレッサはSTIモデルの追加ほかいろいろモデルチェンジが9月10月と立て込んでおり、それにあわせて受注も増えるのでちょうど11月以降は生産がパンパンになっている可能性があります。また新型レヴォーグの注文状況は悪くない動きになっているようで初日に私も注文しましたが、担当営業さん曰く私以外にももう注文を受けたと言っておりましたので、初日だけでも各店舗最低でも数台以上は獲得できている可能性が高いです(全国で数百台規模)。実際にはこの週末以降時間が経つごとに獲得も増えていくでしょうから10月の正式発表時点では、3-4か月以上のバックオーダーを抱えていることも不思議ではないと思われます(トヨタのハリアーが正式発表時点で6か月待ちになるぐらい、実は世間の消費の冷え込みと逆行した動きが多いので、おそらくレヴォーグもそのぐらいは行くのでは?と見ています)

■最後に

今回の新型レヴォーグ、特に新アイサイト&アイサイトXのセットはベンツ等の安全支援システムと比較しても十分イケる性能になった思います。安全支援システムは保険と同じで充実品を買っておいて損はないと思いますので、これからクルマ買い替えを検討している方は候補に入れても良いと思います。

コロナウイルスによって始まる、世界の強制的な大変革

Twitterでは、いろいろ呟いているけど久しぶりにブログを書こうと思う。

■中国発の疫病(感染症)で世界は混乱する

早速だが、2020年に入ってから世界は、新たな感染症に振り回されている。中国武漢での人間への感染を皮切りに、武漢は都市閉鎖され、中国全土へ。その後は韓国、日本、アジア、中東、アメリカ、ヨーロッパと感染が拡大。さらにはもっとも医療体制が整っていないアフリカ大陸、中南米にまで感染は拡大。未だ感染者がいない国なんて、誰も行きたいと思わない北朝鮮ぐらいなんじゃないだろうか・・・と思うほど世界中に蔓延した。このウイルスは人間にとって非常に厄介な存在である。20年前の2002年に流行したSARSや1976年に初発見され、2014年頃には一部地域で流行したエボラ出血熱のような致死率が高いものでないが、飛沫・接触で感染しやすく感染すれば初期の風邪症状だったり無発症だったりと全員一律の症状が出ない。挙句悪化して肺炎になると人工呼吸器が必要になるほどになり最悪死に至る。厄介なのが感染時の症状が初期の風邪や無発症であること。現代の日本では風邪を引いたくらいじゃ会社を休まないし、無発症に至っては元気な人との違いが無いわけだから、防御しようがない。故に感染スピードは速く、当初は感染者たくさん乗ってるダイヤモンドプリンセス号の日本寄港で中国の次に日本がヤバいと思われていたが、それよりも先に急拡大でイタリア・スペインなどヨーロッパが急激に感染者が発生。アメリカもまたしかり。気が付けば日本の方が感染者は少なかったのだけど、それももう限界。他の国同様に感染者急拡大し医療崩壊に突き進みつつある。この感染症は未知のもの。故にピンポイントに効く治療薬もない。悲しいがこのままじゃヨーロッパやアメリカのような感染者の10%が死んでしまう状況が日本にも訪れることになる。

■疫病(感染症)との闘いは、年単位の長期戦

この感染症に打ち勝つには、⓪感染しないように手洗い等したり、そもそも人と会わない ①感染してしまった時に直すための治療薬 ②感染しないようにするためのワクチン ③自身の免疫力 が必要なんだが、⓪はその場しのぎでしかなく、①②は未知の感染症だから無い状態。①についてはインフルエンザの薬が増幅阻止という部分で有益ということで採用に向けた動きはあるが、このウイルスにドンピシャに対応している訳ではない。結局は③の免疫力に頼るしかないのが現状である。おそらく②のワクチンは、開発に1年はかかるだろう。ひょっとしたら世界各国が知恵を出し合っているから少しは早くできるかもしれない。でもワクチンができても、それを大量生産して、各国の国民に投与するまで考えたら、とてもじゃないが2-3年かかってしまう可能性が高い。それまではこのウイルスの脅威に我々人間はビクビクしながら過ごしていくしかないのである。(もしも、政府の緊急事態宣言が終わる5/6ですべて終わるなんて考えている人がいたら、「ボーっと生きてんじゃねーぞ」と言いたい。)

感染しないようにするためには、「密閉」、「密集」、「密接」3つの密を避けろと言われている。おかげで通勤電車で通勤も感染リスク高いだし、飲食店での飲食も感染リスク高い。大型施設でライブを見ることも感染リスク高い。映画館で映画を見ることも感染リスク高い。そして会社で仕事することだった感染リスク高い。と何でもダメ。各自在宅勤務頑張れという状況になりつつあるが、ワクチンができて、それが広く普及するまでの最悪2-3年はこの3つの密に当てはまらないように生活することを続けなければいけないことを我々は覚悟しなければならないのである。

■自粛によって否応なく変わる購買・消費活動

この感染に打ち勝つための自粛は、今までの経済活動を根底から覆すことになるだろう。飲食店は来店してもらって食べてもらうこと自体が極力避けるべきことになってしまった。もちろんそれじゃ事業成り立たないから営業時間短縮で認められているがそれも苦肉の策でそれが良いという訳じゃない。会社勤務だって会社で仕事が避けるべきになってしまった、それでも結構な企業が在宅勤務の仕組みを整備して来なかったから苦肉の策で時差出勤とか言ってるがこれも良い訳ではない。エンタメ業界だって映画館で映画を見ることが避けるべきことになった。アーティストや声優さんのイベント等もライブホールに人を呼び寄せること自体が避けるべきことになったから開催もできなくなった。これらの結果、会社が不安定になり事業の再整理(不採算はやめるとか、本業以外はやめるなど)・リストラ・倒産などが起きて、ある人は収入が減少して今までと同じ生活ができなくなったり、ある人は解雇される可能性だってある(実際派遣さんはもう雇止めが始まっているし、そのうちここが顕著になる)。早い人はこのウイルスとの闘いが落ち着く前から経済面で影響が出始め、遅い人でも沈静化した頃には経済面に影響を与えることになるだろう。正直、失業率が10-20%になってもおかしくないと思っている。ぶっちゃけ安定業種以外は誰もが何等か影響を受けるのではないかと思う。

■今までと同じやり方は使えない。変革できないものは退場を余儀なくされる

影響を回避する方法は一つ。会社も人も、今のやり方はもう通じないと思って、これからのために何をすれば良いのか考えて、実行に移すことだ。飲食店は、沈静化しても在宅勤務等が進みもうお店に来ない人も増えると思うし、沈静化してしばらくは警戒して来ないこともありえる。もはやテイクアウトをしないという選択肢は無くやるしかない。さらには、お客さんに来店してもらうだけでなく配達もしなければならないかもしれない。そのぐらいやらないと売上は回復できないと思う。(水商売はどうなんでしょうね。いっそ出張ですかね? ) 一般企業だって、今まで会社に来て仕事するものだったものが在宅勤務で事足りると判れば企業は本社や営業所自体をもっとコンパクトにすると思う。各自に1席用意されていたスペースがフリースペースで複数人と共用するは大いにあり得るだろう。そうなれば借りるフロアも減るからオフィスビルレンタルなど不動産業は空室率が上がって大変ってことになるだろうし、そもそも今回の件で株価下落等で多少なりとも財を失った人も多いし雇用不安から消費冷え込みでマンション成約率も低くなるだろう、一方で在宅勤務が増えたことで書斎がないご家庭はリビングで仕事し家族が気を使って大変という話や毎日息苦しくて家庭内DVなども増えているとも聞く。これから販売される物件は書斎のある物件、なんなら部屋が人数分ある物件が求められる可能性も。話を変えて、ここ数年は人出不足・・・と言っていたけど在宅勤務によって実はわざわざ人雇わなくても回せるなんてことも発覚してしまうかも。そうなればまず派遣さんが切られるでしょうけど、効率化の先には正社員の解雇だって・・・ならば、解雇対象とならないように会社が求める新しいスキルを身につけ続ける必要があったり、なんなら解雇されても他社が欲しがるスキルを身につける必要に迫られることが大いに考えられる(不況時はお決まりの流れですね)

映画業界や芸能・声優・アニメ・アイドル業界等なんかも、当分会場は使えないでしょうから配信前提になるでしょうし、会場に来させることができないということは、CDにライブチケットの先行抽選シリアル入れてたくさん買わせる手法も使えなくなるし、アイドル系に多いライブ会場でお金を積めば演者と写真が撮れるとか、ライブグッズをたくさん売るとかいう手法も使えなくなる。となればお金の稼ぎ方を根底から変える必要がある。間違いなく有償配信するは絶対必須事項だし、グッズもタオルやTシャツとかではなく違うものに置き換わらないと買ってもらえない可能性が高い。なにより、消費者の財布は間違いなく冷え込み今までのような荒稼ぎは厳しくなると思ったほうが良い。財布のひもが固い中でも払ってもらえるような特典。すなわち今やっていること以上に価値ある行為を提供しなければ払ってもらえないことに留意すべきなのである。おそらくこの変化に適用できないコンテンツ(作品、アイドルグループ、声優さんなどを全て含む)は消えていくだろう。さらに厳しく言うならその厳しい時代を見た若者がその業界を目指すことも減るかもしれない。

■補償は無い。あくまで一部支援

この未曽有な危機が迫りくる今、世間は政府に補償をせがんでいる。しかし、せがんでいる方々の発言を聞くと矛盾していることが多いことに気が付く。やれ「今すぐないと立ち行かない・・・」とかである。そもそも政府の行う予定の特定者に対する30万支給や後に変更された一律10万円支給、さらには都の支援金なども補償というよりは支援的な側面が大きい(補償という言葉が独り歩きしているから誤解招いているが、実際は支援でしかない) そもそも国は国民の生活水準すべてを補償する気はない。なぜなら今回は天変地異と同じ。国が原因ではないから。やれ対応が遅いとか、自粛しろと言ったから・・とか言ってる人もいるがそれは人の生命を守るためのこと。むろんみんな倒産して税金もらえなくなれば困るのは市町村や国となるが、それでもある程度の経済的影響は個人も企業も本来は自分たちでリスク管理をして対応しなければいけないことだったりする。直近の地震や津波、1900年代前半の世界大恐慌、江戸時代に流行ったコレラ菌などの疫病、さらに超遡って大昔の氷河期の恐竜絶滅だって、一定の年数ごとに大きな危機的な問題が発生し、それによって人は仕事や地位・名誉まで失う場合や命を落とすことまであったし、それに耐えた変革して生き残ったものが新しい時代を作ってきた。今までの強弱がひっくり返る可能性があるほどのゲームチェンジしてしまう変革期が今回の感染症で強制的に到来したのである。そしてこの変革期に生き残れるかは今まで会社も個人もどんな対策をしていたか?によって決まる。たくさん金を稼ぎながらも慎ましい生活して金を貯めている人ならおそらく耐える確率は高いだろうが、ギリギリなことしていれば余裕はないから速攻ダメになるだろう。これは金の多い少ないだけの話じゃなくて保険みたいな補填的な対策をしていたか否やから、会社支店では商いの内容、提供の仕方、人の視点では何処の業種・会社に勤め、どんな役割・働き方をしていたかで決まるのである。

少し脱線したが再び、補償ではない理由に戻るが、もう一つは今回の10万支給は肝心な支給タイミングはすぐにできない。決めることも承認を得るべきこともある普通に考えても2か月はすかかる。そう、今すぐには使えないのである。これはどう頑張っても無理なこと。ぶっちゃけすぐできることは、自動車税や所得税などこれから徴収する税金を請求しないことぐらい。なので、貰うという行為を希望する時点で至急の支給は無理なこと。さらにこの問題は一か月で済む話ではない、たった10万円渡したところで厳しい人には焼け石に水で数週間延命できるか否やで意味がない。なので、厳しい人への補償という意味では今回の支給は意味がないのである。むしろこの部分は国や市町村が行っている各種貸付制度等を活用して資金を借りて乗り切るという道しかない。それでも耐えられないなら終わるしかない。それだけなのである。幸い、会社だって個人だって一部例外はあるが民事再生やら破産やらすれば免責を得ることも可能。そして雇用保険払っていれば失業保険もあるし、それも厳しければ生活保護もある。そう国によるセーフティネットによって命までは取られない。あとは辛さや悲しみから頑張って立ち直って、再びチャレンジしていくしかないのである。(もちろん転落したら、這い上がるのは大変だろう。でもみんな同じスタートラインではない。人によって簡単だったり大変だったりはもはや仕方がないこと)

とりあえず日本に在住するものには10万円支給が決まったが、目的は経済支援であることは前述した通り。飲食業、観光業などは大打撃を食らった。これらを救ってもらうことを政府は期待しているが、おそらく政府の期待に応える方々は、600-700万以上稼いで経済的にも今回の件でも耐えられる余力を持ったゆとりある属性に限るだろう。残念ながら低所得者は貯蓄に消えるか、日々の生活に必要な資金のうち不足していた部分の穴埋めに使われるだろう。それでは実は意味がなく飲食業や観光業の倒産はエスカレートするだろう。政府が考えているのは、今回の支給金を観光や飲食などに使ってもらうことで、彼らが売上激減した期間の損失分を取り返すだけの売り上げを上げてもらうこと。なので、この後はこれらの業界を支援する施策は打たれると思う。むしろ一律10万円で好きなものよりはこういう範囲を狭める形にした方が良いだろう・・・。さてこのあたりはどうなるか。

いろいろ書き綴ったが、今までのやり方が通用しなくなる時代に突入した。そしてここで生きるか死ぬかも含めて今までの強い人(会社)弱い人(会社)の立場がリセットされる可能性が高い。故にこの状況に適応できる人・会社こそが次の勝者になれる可能性がある。もう回避はできないだろうからこんな時にどう生きるのか・・・。いろいろ考えてみてはいかがだろうか。

ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』発売記念スペシャルイベント(田所あずささん)に参加してきた。

2019年5月22日にリリースされたアルバム『ネヴァーランド』。このアルバムは、中森明菜の『少女A』やチェッカーズの『涙のリクエスト』など大ヒット曲を生み出した作詞家・売野雅勇氏と人気声優によるコラボで作られたもの。企画には造詣の深いニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが関わっている。このCDリリースイベントが開催されたが、その場所はなんと「スナック」。今まで聞いたことがない取り組みに幸運にも当選したので、そのイベントを纏めておこうと思う。

おそらく初の試み。狭いスナックで行うリリースイベント

イベントが開催されたのは7月21日。その2週間ぐらい前に一通のメールが。内容はリリイベ当選メールだがその文面はえらくイベント慣れしていない文面。本当に当たったのか?と思うほど不安になるほどだが、一先ず当日は指定された場所(五反田コワーキングスナック CONTENTZ分室)へ。指定された会場のビルはスナックだけが入る雑居ビル。でも日曜じゃ営業なんてしておらず・・・。そんな場所に10名程度の人が待っているという異色さがあったが、しばらくすると徳間ジャパンの担当者さんがいらっしゃりイベントの受付に。通された場所はそのビルの2階にあるコワーキングスナック CONTENTZ分室。雰囲気は、古き良き昭和感のある店舗で、通常10名程度しか入れない、まさにTHE スナック。今回はここに仮椅子追加して計16名が参加。開演まではプロジェクターに映される吉田アナと田所あずささんのインタビュー映像(実はこの映像は売野氏が田所あずささんがどんな人か知るために撮影された映像で、これを見て歌詞が作られている貴重な映像)を見ながら、ウイスキーを注文しチビチビ飲み待つことに。

イベントスタート。少数だからこそ話せる話題。少数だから間近で見られる姿。

開演少し前に、吉田アナウンサーが入店し、この店のママサヨコさんと記念撮影。「田所あずさんさんはダメだけど、俺らは撮影OK」と言ってくださり、少し撮影タイムに。撮影タイム後は、スナックをリリイベ会場にしようとした経緯、ママのサエコさんがアニメ好きなガチヲタだったことが判明(実は、新卒で制作会社に勤務されてアニメ業界に関わっていたこともなど)するなど楽しい一時に。そうこうしているうちに、田所あずささん(以下、ころあず)も入店。ころあずもお酒(アップルワインとジンジャーエールで割ったお酒)をもらい、参加者含めみんなで乾杯。再びリリイベについてトーク。売野さんからころあず宛てへのお手紙を読んだり等した後は、お待ちかねのころあずによる歌の披露に。ころあずは「あなたの淋しさは、愛」で参加しているのだが、この曲がまたなかなかに良い。この曲を生で聴くのは昨年のライブで初披露した以来2度目なのだが、今度は至近距離。さらに昭和歌謡にふさわしいスナックで雰囲気は抜群。さらに売野氏がインタビューを通して感じたころあずを踏まえ歌詞を作っているから、ころあずらしい思考が鏤められてるし、その上ころあずの歌唱力は折り紙付き。最高な一時に。でも、この曲の披露の前に発声練習ということで、なんとアンルイスさんの「あゝ 無情」を披露。こちらは「あなたの淋しさは、愛」を生で聴けるだけでも嬉しいのに、これまで聴けちゃうなんて、もうめちゃめちゃ最高な一時でした。(ちなみに、今回はアンルイスでしたが槇原敬之の選択肢もあったようで・・・こちらも聴きたかった。) 歌の披露後はイベントとしては一旦終わり。ころあずが先にお店を退店。その後吉田さんは少し残りトークをしてくださったが選挙報道で退店。それから一時間ほどはサエコさんとこのイベントに来た参加者でころあずトークやアニメトークを。実に楽しい一時でした。また、こんなことがあったら良いな・・・。

teaRLove初の単独イベント「teaRLoveファンミーティング」に行ってきた。

2017から2018年にかけて声優さんによる声優アイドルユニットがいくつか生まれた。一つは、2017年にスターダストプロモーションに所属する声優さんで結成したサンドリオン(SoundOrion)、 二つ目は2018年に声優グランプリなどにより企画されたKleissis(クレイ・シス)、そして三つ目が同じく2018年にマリン・エンタテインメントが企画した声優ユニット「teaЯLove」(ティアラブ)である。アニメ作品絡みでのユニット結成自体はよくあることだが、この3ユニットは特段作品絡みでの結成ではなく、純粋に声優アイドルユニットとして結成している。(なぜ、この時期に増えたのか? はいろいろ思うことはあるけど・・・)

各ユニットには、(シリーズ全体であれだけアイドルがいるから当然なんだけど)アイマス声優さんが必ず含まれていて、Kleissisにはシンデレラガールズ高森藍子役の金子有希さんが、サンドリオンには、シンデレラガールズ関裕美役の会沢紗弥さん(5/5で脱退)、シャイニーガールズ大崎甘奈役の黒木ほの香さん、三峰結華役の成海瑠奈さんが、そしてteaЯLoveでは、シャイニーカラーズ櫻木真乃役の関根瞳さん、小宮果穂役の河野ひよりさん、杜野凛世役の丸岡和佳奈さんが所属されている。

個人的には、Kleissisやサンドリオンが結成されていたことはニュースで知っていたが、teaRLoveについては結成したニュース自体見た記憶がなかった。ではなぜ知ったのか?と言えば、シャニマス発表時のキャラクターとCV発表で真乃役を関根瞳さん演じることが発表され、しかもシャニマスがデビュー作ということに驚いたのだが、少し時期をおいた7月末ぐらいに、ふとしたきっかけで関根さんについてググって見たとこ、teaRLoveというグループに所属されていることを発見。以来、どんな活動するのか気になっていたのだが月一のニコ生は毎回タイミング悪く見逃していて・・・。結局半年近く活動を確認できぬまま。やっと2月頃に3月末のイベント開催が発表され、やっと参加することが出来ることに。

※会場は、新宿職安通り沿いにある代アニLIVEステーション。新宿駅からだと歌舞伎町を素通っていく必要がある。時間帯によっては東新宿駅を利用する方が良いかも知れない

■イベント内容

昼・夜の2部構成で、それぞれ所要1時間半。ほぼトークコーナー(即興お絵かき歌で当てるクイズ、一人だけ即興朗読した人を当てるクイズとか)で、最後に一曲披露の構成(瞬間シンクロニシティ)。曲の披露が1曲と少ないのは、現時点で持ち歌が2曲しかないというのもあるんだと思うが、トーク自体が面白いからあっという間に時間が過ぎた感じ。また楽曲披露時はメンバーの動きがまた凄くて一曲だけが残念・・・なんだけど、これは今後、持ち歌が増えていけばもっと見られるはずで、今後に期待。

■メンバー

このイベントの直前に公式以外の配信サイトでアップされていた一部配信回を見た程度で、メンバーの活動をちゃんと見たのがこの日が初めてという前提条件が付くが、まず第一の感想は、どの子もそれぞれ個性があって、まさに十人十色。真面目にどの子もみんな良くて素直に全員応援したいと思ったほど。(普通、誰かしらはそこまで・・・と思うけど、今回ばかりはどの子も応援したいと思った)。ちなみに、各メンバーにはオリジナルの自己紹介があるので見て欲しいが、この手の自己紹介はあまり馴染みがない。(地下アイドル系ではよくありそうだけど、声優さん系ではあまり見かけないような)

■最後に 

今まで動画配信での活動が主だったが、今後はリアルイベントでの活動がメインのなる模様。既に6月末までのイベント日程が発表されているので、気になった方は是非行ってみて欲しい。しかし、個人的には今後の活動はどうなっていくのだろうかが気になるところ。ユニット紹介には「イベントを中心に展開し、たくさんの経験やチャレンジを通して声優として成長を目指していくユニット」となっているので、アーティスト活動というよりは、あくまで声優として必要不可欠な演技力やトーク力を鍛えるのがメインなのかも。でもトークや演技力だけなら、一定期間も続ければ、それなりに力も身につくはずで数年後には・・・という気もしてしまう。楽曲もあるのでそのうちアーティスト活動に傾斜していくのかもしれないけど、ならば早めにタイアップ曲とかが欲しいところだし、早く認知をあげるためにもフェスイベントへの出演等もあっても良いかもしれない。なにはともあれ、今後の活動に期待です。