先週の15日から始まった映画ハッピーフライト。
ANAの全面協力による航空会社で働く人々の人間模様を描いた作品である。
航空会社を舞台にした作品は、1983年に放映された堀ちえみ主演のスチュワーデス物語が
有名だが、その後も、97年から年1回放映を10年続けた財前直見・木村佳乃が出演した
スチュワーデス刑事。木村拓哉がパイロット役として出演したグットラック、スチュワーデス物語
のリメイク版となった上戸彩主演のアテンションプリーズなど、たびたびドラマ化されているが
映画においては、乱気流などの墜落モノは多々見かけるもののコメディとしてはあまり
無いなと思い、さっそく見に行ってみることに。
<余談>
どれもなにかしら航空会社が協力しているが、JALはスチュワーデスに特化している
ものが多く、ANAは業務全般を描くものが多い。なんか注文でも付けているのだろうか・・・
内容としては、東京からハワイに行く飛行機にスポットをあて、これらに携わる人々の
人間模様を描いたもので、この便に乗務で国際線担当としては初乗務となる綾瀬はるか
扮するCA、機長への昇格試験に挑む田辺誠一扮する副操縦士、ハワイ行きの出発前整備
を担当した整備士、空港で出発までの対応を行う田畑智子扮するグランドスタッフなどなど
それぞれの視点で描かれており、面白おかしくコメディ調にはなっているものの、飛行機に
携わる仕事がどんなものか知るには結構良い仕上がりになっているような感じがする。
しかし、撮影協力を得るのが大変だったんだろうけど描写がちぐはぐになっていて
無駄に間違い探しをしてしまう。具体的には、ハワイ行きの便だが空港施設は国内線専用
の羽田第2ターミナルだし、セキュリティーエリア内については関西空港だったり、ある程度
乗っている人ならその不自然さに気がついてしまうほど、作品としては面白いからOKなの
だが、この撮影のために2週間近く国際線機材を貸りて、実際の機内で撮影をしたぐらい
手が込んでいたので、出来れば施設についても頑張ってもらいたかったところ。。