と言うことで、発表されました。ドコモの904iシリーズ。
今回投入されるメーカーは、シャープ、NEC パナソニック、富士通、三菱の5機種。うち、NECはHSDPA搭載のデザイン端末、富士通はワンセグ搭載となる。
※画像ソース元 : ドコモ ホームページの写真よりこの中で一個人として一押し機種と言えば、NEC、富士通の2機種ではないだろうか?
NECはステファノ・ジョバンノーニがデザインを監修(とある噂によれば、かの方が出されたデザイン案にあまり良いものがなくて、大半がNECの担当者がデザインしたという・・・。)したデザイン端末でありながら、高速通信が可能なHSDPA、直感的な操作が可能なPicsel社のフルブラウザなどの機能面でもバランスが取れている。また富士通は、最近ユーザーが欲しいと思う機能であるワンセグが搭載されているということもあるが、なにより903iのデザインよりかなり洗練されたことも ポイントではないかと思う。さて、話を変え、今度はこれらで使える新機能として発表されたサービスについて。大きく取り上げられたサービスとしては、2in1 と うた放題 など・・・。うた放題は、提供フォーマットを着うたでも使われている3GPP形式(AAC)として各CPの設定する定額料金で楽曲が好きなだけダウンロードできるサービス。定額料金は著作権料あたりを意識した価格設定となっており、クラッシックなど著作権切れしていそうなものなどは安く。レコード会社各社が出資した会社で邦楽楽曲なら間違いなくトップの配信楽曲を抱えるレーベルゲートについては今のところ料金未定となっている。なお、このサービスには注意点もある。一つは、すべての楽曲が着うた設定できる訳ではない事。これは、もともと音楽配信サービスという位置付けであり着うた定額ではない。出来る出来ないは、各CPの判断にゆだねられており全く出来ないCPが居たり、一部のみ出来るCPが居たりなど様々になることが予想される。
二つ目は、定額料金は各CPごとになる点。先ほどのケースで置き換えると
今利用しているCPで、着うた設定できる「ある曲」は見つかったが、別の曲で着うた設定できるのは別のCPにあった・・・。なんて場合は、それぞれのCPに申込みすることになり課金が掛かってしまう。このことは、今までのCP利用時と変わらないが月額の単価が結構高めなので、注意が必要だ
三つ目は、ダウンロードした楽曲が自分のものになるとは限らない点。ざっくりした説明をすると、実はこの配信サービスでは、DRMに有効期限というが設定されておりこの期限に到達すると自動で再びダウンロードしたCPにアクセスしてDRM部分を更新するような仕組みになっている。その更新時は、当然CPとの契約がされていないと出来ないようになっている。そのため、着うたの時のようにダウンロード時だけCPに申し込んで、ダウンロードしたら解約という手法は利用出来ないことになる。言ってみれば、常に一定の定額料金を払い続けることになる。ちなみにこの仕組みは、PC経由でダウンロードするNapsterにも同じ仕組みがあるので、全く始めての仕組みではないが、ケータイからダウンロードするサービスでこの仕組みがあるのは、さほど例が多くないため慣れていないユーザーは結構困惑するのではないか?と思う。ちなみに、先日ネタにさせてもらったが予測は外れ。
それにしても、Napsterに加え他のCPや大御所のレーベルゲートまでも巻き込んだのは、さすがの一言だったりする。ただ、モバイル向け提供の子会社であるレーベルモバイル(レコ直を運営)ではなくレーベルゲートが参入するということは、あくまで立て付けはNapster同様PC向け配信という位置付けなのだろうか?この微妙な部分に一個人としては非常に気になるところである。長々と書いてしまったが話を変えて今度は 2in1このサービスは、既に提供されているマルチナンバーサービスを拡張し
追加回線にあらたにwebメール機能を追加すると共に、電話機側にも手を加え電話帳、メール、発信着信の履歴などのデータをそれぞれの番号ごとに表示されるようにしたもの。また、待ち受けについても、PHSとケータイのデュアル電話機ドッチーモ同様に片面だけ、両面待ち受けも可能となっている。このサービス、二つ番号持つ必要が無い人にとっては無意味なサービスとなるが、友達向け、対外向けと教える番号、メアドを分けたい人には結構
良いサービスではないかと思う。(ぶっちゃけ、浮気している方や、飲み屋のお姉さんには絶妙に最適なサービスだったり・・・・。)これ以外にもいくつか発表されましたが、全体的にしっかり痒いところに手が届く的な対応でサービスの補強をしてきた感じがする。ちなみに今後出る端末としては、夏秋頃に704i、年末頃には905iが発表。なんでも905はHSDPA、ワンセグと全部載せと噂になっているが、各端末販売時に、いろいろなサービスが発表されることを期待したい。