5月に続き6月も単月純増1位となったソフトバンク。
ここ数ヶ月、いろいろなケータイショップを覗くが、ドコモ、au共に1円端末の
種類が多くなっており、基本料金や通話料と相殺できつつも2年間実質
機種変がし難くなるソフトバンクにとって不利に働くのではないかと思って
いたのだが、統計通り一般ユーザーの機種変タイミングは、この2年よりも長い
もしくはちょうど良い程度であり、制約はあまり関係ないようだ。
電車の中でも、意外にもソフトバンクケータイを持っている人が多くなってきた。
今後もソフトバンクが首位独走するのか?成り行きが気になるところである
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ドコモ:不振続く 契約純増数3カ月連続3社中最下位
携帯電話会社トップのNTTドコモが不振にあえいでいる。4月から「ドコモ2.0」と
銘打って新サービスや新機能を導入、FOMAで新たに5機種を5、6月に投入する
などテコ入れしたが、6月の契約純増数は3カ月連続で携帯3社中最下位に
とどまった。番号継続制でも3社で唯一、契約が純増になっていない「独り負け」状態。
家族間なら24時間通話無料の新料金プランを打ち出し、純増数で5、6月連続首位
になるなど快走するソフトバンクと明暗を分けた格好だ。
電気通信事業者協会が6日発表した6月の携帯電話契約数によると、純増数は
ソフトバンクが20万4800件で、ドコモは半分以下の8万8800件にとどまった。
KDDI(auとツーカー)は13万3200件だった。今年上半期でもKDDI148万3800件
ソフトバンク94万2800件に対し、ドコモは63万1900件。
ドコモは「2.0」の目玉として、5月から追加料金(月額945円)を払えば同一名義で
1台の携帯電話に「仕事用」「私用」など二つの電話番号やメールアドレスを持てる
新サービス「ツーインワン」を始めた。二つ目の電話番号を「1契約」と数えれば純増数
はグンと伸び、「挽回(ばんかい)」をアピールできるという期待もあったようで
実際、ドコモは5月の契約数に二つ目の電話番号分を上乗せして純増数をはじき出していた。
6月の純増数もツーインワンの増加分を入れると14万2800件でKDDIより多かったが
ソフトバンクは「1台分を二つに数えるのはおかしい。契約数の指標としての信頼性がな
くなる」と批判。総務省や同協会も「一つと数えるのが適当」と判断し、結局3位になった。
一方、電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられる番号継続制による6月の
増減も、KDDIが5万1700件の純増で、制度が始まった昨年10月以来の首位を維持。
ソフトバンクも1万1600件の純増だったが、ドコモは6万3400件の純減だった。
ドコモの不調とは対照的に、6月から家族間通話無料サービス「ホワイト家族24」を
始めたソフトバンクは、今まで携帯電話を持っていなかった家族の加入を促すなど好調
で、携帯電話会社の勢力図に微妙な変化が生じつつある。【野原大輔】
毎日新聞 2007年7月6日 20時14分 (最終更新時間 7月6日 21時04分)
ソース元:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070707k0000m020071000c.html
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