JAL 1500億円増資が固まる

度重なる不祥事が続き、またサービス面でANAなどに差をつけられと
財務面も芳しくないと、いろいろ辛い状況が続き、週間雑誌やネットでは
何度となくJALが倒産するかもと言った記事があったが、リストラ、グループ企業
の整理等や売り上げの回復傾向等もあり、業績も多少上向きに。
今回、懸案だった1500億円もどうにか纏まったようだ。
これで、B737やB787等の最新機材を購入し、燃費の悪い機材を
リプレイスしつつ、サービス面でも強化を図り、より良いサービスを
提供してくれる会社になってもらいたいものである。
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<日本航空>さらなる合理化必要 1500億円増資固まるも
2月15日2時32分配信 毎日新聞
 日本航空(JAL)の経営問題は、1500億円の増資を主力行や商社が
引き受けることが固まり、ひとまずヤマ場を越える。本業は回復基調に
ある一方、財務体質の改善にも一応のメドがついた形だが、安定飛行に
乗せるにはさらなる合理化策が欠かせない。
 今回の増資は昨春、赤字続きのJALに対し、取引先の銀行が評価を
引き下げたことから始まった。評価を下げた企業への新規融資は難しい
ため、銀行はJALに合理化策の徹底を要求。同時に、07年3月末で
約1兆7000億円あった有利子負債の削減が急務と判断し、一時は
緊急避難策として債務の一部を株式に振り替える
「デット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)」も検討した。
 だが、07年4~12月期連結決算が本業の回復で3年ぶりの営業黒字に
転じ、人件費削減や資産売却などのリストラも順調に進んでいることから
主力行と商社が増資の引き受け方針を固めた。
 ただ、業績が回復基調にあるとはいえ、JALの07年12月末の有利子負債は
依然、約1兆5800億円と高水準。自己資本比率は16.0%と全日本空輸
(ANA)の半分程度にとどまっており、財務体質はなお弱い。このため、JALは
新しい中期経営計画に一段の合理化策を盛り込む方針だ。【後藤逸郎】
最終更新:2月15日2時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000009-mai-bus_all
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