3月に行われたスタッフ全員が女性の「ひなまつりフライト」に続いて
今度は、スタッフ全員が男性の「こいのぼりフライト」が行われた。
ひなまつりフライトでは、機長資格保有者に女性がいなかったので
正確には1人だけ男性が乗務し運航させており、厳密には全員女性では
ないのだが今回は完全に全員男性で運航となった。
それにしても最近の航空不況で楽しい話がない中で、このような話題づくりを
積極的に行うことは良いですね。特にJALにとっては業績の影響によるコスト削減
ばかりが続いていたので、社員にとってもモチベーションアップに繋がった気がします。
今後も季節や祝日にあわせて面白い企画でもやれば良いのにね。
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客室乗務員は男性ばかり 日本航空「こいのぼりフライト」
5月5日16時5分配信 J-CASTニュース
「こどもの日」の2009年5月5日、日本航空(JAL)は、運航にかかわる
スタッフ全員が男性のフライト「こいのぼりフライト」を行った。男性の
客室乗務員だけでフライトするのは同社初の試みだという。
スタッフの大半が女性の「ひなまつりフライト」(09年3月)が好評だった
ことから、社内の有志が企画した。同社には44人の男性客室乗務員が
所属しており、今回のフライトにはそのうち6人が搭乗した。
客室乗務員のひとりは、
「女性だと接客に固さが見られる部分があるかも知れませんが
今回の企画では、男性ならではのフレンドリーさを出していければ」
と出発前に意気込んでいた。
羽田空港第1ターミナルの搭乗ゲートは、兜やこいのぼりで飾り付けられ
こいのぼりに願い事を書くコーナーも登場。こいのぼりは後日「桃太郎神社」(愛知県)に
奉納されるという。パイロットの制服も貸し出されたほか、模擬操縦席もお目見え。
多くの親子連れが「パイロット姿」の撮影を楽しんでいた。
フライトは鹿児島行き1873便(ボーイング767-300型機)。14時半頃、約240人の
乗客を乗せて出発した。折り返しの1876便(17時20分鹿児島発羽田行き)でも
往路と同じ客室乗務員が乗って、こいのぼりフライトが実施される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000001-jct-soci
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「航空会社ニュース」カテゴリーアーカイブ
ANA 機上生活者と珍妙トラブル
週刊現代に、こんな記事が掲載された。
内容を要約すると以下の通り。
・ANAがプレミアムクラスの導入した際に、300万円で1年間乗り放題のプレミアムパスを販売。
・約250人分を販売したが、一部ユーザーはANAが当初想定されたビジネス利用ではなく
マイルを貯めること目的に利用する人が出てきた
・このユーザーらは、朝から晩までひたすら飛行機に乗った(一日で7搭乗程度利用)
マイルの積算率が良いため、一年間で200~300万マイルほど稼ぐ人も。
・このうちの一人が搭乗中に目に余る行動を多々引き起こした。また、何度も乗っている
ので分かっているはずなのに、遅延発生した際に宿泊代請求等無理な要求をした。
再三注意等をしたが直らないため、ANAはそのユーザーを会員剥奪をした。
(貯めたマイルも没収)
・ これに腹を立てたユーザーは仮処分申請や訴訟準備をしている
というもの。ANAが乗り放題のパッケージを販売し、彼らの想定外でその恩恵を
最大限享受しようと頑張るユーザーが出てきてしまった点は、ANAの考えの甘さ
なのだが、購入者は定められたサービスを最大限受けるだけに勤めていれば良かった
ものの、300万円と高額な費用を払ったことで殿様的視点になったようで、傍若無人な
行動までするようになった。この傍若無人な対応が問題だったりするのだが
このユーザーは、さも当然と思っているようだ。(故に裁判等の話が出てくる)
人間お得と分かればそれを最大限利用しようとするのは当然。しかし、ルールを逸脱した
行為は論外。お得で人が群がることを狙って施策を打つ企業もある。これも悪くはない。
しかしそれが恒常化するような状況にしてしまうのは良くない。
人間それが続くと慣れてしまい、さも当然と思ってしまう人も出てくる。
ちょうどプレミアムパス販売時は上級会員を促すような施策やマスコミの煽り記事も
あったころなので、恒常化しつつあったころとも言える。
結果として、あの時無駄に加熱しすぎたということだろう。
双方にとって痛い犠牲かもしれないが、ANAや他のマイラーにとっては良い教訓に
なったのではないかと思う・・・・。まぁ、騒ぎを起こしたユーザーは自業自得なので
無駄に争わず素直に自分の非を恥じてあきらめたほうが良いかと・・・・。
バルセロナ空港とバルセロナへ就航する航空会社
空港に早く着きすぎて、時間を持て余していたと言う言い方も出来るが
せっかくバルセロナに来たので、空港内を散策することに。
バルセロナ エル・プラット空港。ターミナルA・B
ターミナルBのチェックインカウンター。このデザインは、少なくとも空港においては
日本ではなかなかお目にかかれない
セキュリティーエリア内。こちらも天井が高く開放的。
空港はさておき。今度は飛行機
エアーヨーロッパ(AirEuropa)のB737-800
スカイチームに準加盟しているスペインの航空会社。
所有機材の大多数がB737
ブリュッセル航空(brussels Airlines) のB737-500
ベルギーのブリュッセルを拠点にヨーロッパやアフリカに就航
ルフトハンザドイツ航空のA300-600R
ドイツを拠点とするスターアライアンス所属で日本にも就航する航空会社
ブエリング航空(Vueling Airlines)
バルセロナを拠点とする格安系航空会社。
スペイン国内への就航を中心に、フランス、イタリア、オランダ、ベルギーなどへも就航
スパンエアー (Spanair S.A.)
スペインを拠点にするスターアライアンス所属の航空会社
オリエンタルエアブリッジも全日空(ANA)が支援へ
長崎県内の離島に就航するオリエンタルエアブリッジ(旧長崎航空)が、全日空の支援
を受けることになった。もともとは1961年に長崎航空としてスタートした古参企業
しかし就航路線があくまで県民の交通手段の確保的な目的からか長崎空港と
長崎県内の離島を結ぶ便に集中していることもあって、九州エリアを除けば
あまりなじみのないかと思う。
今回の支援によりANAは共同運航と販売協力を行うことになっており、路線網の増強も
可能になる。また特段記事では触れていないが収益向上を一環とした路線網見直しを
する上で、今回の支援は自社として福岡空港起点で就航していた離島路線の撤退等
も進め易くなる。結局はANAだけが一挙両得なのかもしれない。
それにしても、新規参入会社はごぞってANAに支援を受けてしまっている現状は
本当に良いのだろうか。一社としてやっていくことが大変なのは理解はしているが
これだけ会社が増えれば新規会社同士でアライアンスを組んで戦っていくことも
ありだと思うのだが・・・・。
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長崎の航空会社、全日空が支援 離島路線など共同運航
全日本空輸は経営難に陥っている長崎県の第三セクターの航空会社
オリエンタルエアブリッジ(ORC、同県大村市)の業務の支援に乗り出す。
今秋からORCのすべての便を共同運航に切り替える。また全日空の予約
販売システムでORCの航空券を扱えるようにする。ORCは長崎空港―離島を
中心に運航しており、地元の生活路線の維持に協力する。
13日に全日空、長崎県、ORCの3者間で業務提携の基本合意書を締結する。
長崎空港―福江、壱岐、対馬、鹿児島、宮崎の5路線で全日空と共同運航する形
とする。ORCが今秋に新設する福江―福岡線も共同運航にする予定。(10:04)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090113AT1D1201Q12012009.html
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エールフランスKLM、アリタリア航空と資本提携 2013年以降完全支配へ
スカイチームに所属し、昨年には経営破綻となっていたアリタリア航空だが
エールフランスとKLMオランダ航空を持ち株会社して持つエールフランスKLMと
資本提携することになった。
どちらもスカイチーム所属なのでアライアンス勢力図への変化はない。
しかし、燃料費高騰、不況による旅客減、ボーイング、エアバスなど航空機メーカーの
最新機種の納品遅れなど様々なネガティブ要因が多々発生したせいか、一層の経営効率化
を進める必要が出てきており、ブリティッシュ・エアウェイズとカンタス航空との合併交渉検討
など大手企業同士が統合や共同持ち株会社化が今後も進み、異なるアライアンス所属企業
同士だとその勢力図等にも変化が出てくるかもしれない
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エールフランスKLM、アリタリアを370億円で買収
2009年1月13日10時46分
【ローマ=南島信也】イタリア最大の航空会社アリタリア航空は12日
欧州の航空持ち株会社エールフランスKLMと資本提携することで合意した。
昨年8月に経営破綻(はたん)し、売却先をめぐり迷走したアリタリアは
ようやく新たな民間航空会社として再出発する運びとなった。
イタリアのANSA通信によると、エールフランスはアリタリアの株式25%を
3億1千万ユーロ(約370億円)で取得。将来的に株を買い増し、13年以降は
完全な支配下に置く。今月中に正式調印する。
アリタリアは相次ぐ労使紛争などで経営が悪化し、昨年、原油価格高騰に伴う
コスト高の影響を受けて経営破綻した。「ナショナル・フラッグ・キャリア
(国を代表する航空会社)」の維持に政府がこだわり、国際的な業界再編の波に
乗り遅れたことも背景にある。
昨年3月にはプロディ前政権下でエールフランスによる買収がいったん
決まったが、直後の総選挙で外国企業への売却に反対したベルルスコーニ首相
率いる野党が勝利し、合意は白紙に戻った。その後、エールフランスとドイツ大手
のルフトハンザとの間で資本提携交渉をしていた。
ベルルスコーニ首相は11日、「(ルフトハンザより)エールフランスの申し出の方
が有利なものだった」と語った。ただドル箱のミラノへの路線はルフトハンザ便が
多く、国内では異論もある。新会社の離陸は視界良好とはいえない部分も残っている。
http://www.asahi.com/business/update/0113/TKY200901130093.html
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