いつも乗れているにも関わらず、乗れない人が大量続出したことでニュースと
なったこの事件。乗車マナーの問題が強調されておりますが、地方の過疎化
ゆえの切実な問題が浮き彫りになったように感じます。
JR側が主張する「学生のマナーが原因」はもっともなことで、この日に限って
乗客が増えた訳でもなく、また今まで乗れていたにも関わらず乗れなかった
訳ですから、しっかり詰めてくれなかったという話になるのも頷けます。
また学校側が主張する「車両はキツキツで、ムリ。車両を増やべき」についても
一理あり、しっかり詰めないと乗れないということは、突発的に乗客が増えてし
まったら対処できないぐらいの混雑率な訳ですから、車両増強してという要望
も頷ける訳です。
普通に考えれば、車内がゆったり出来るメリットも踏まえて車両増やせばという
結論になりそうですが、ここで問題になるのが利用率の問題。
留萌線は、留萌市と深川市を繋ぐ路線ですが、両市の人口は足して5万人程度。
北海道は車社会ですから車の利用率も高い上、高齢化もありますので定期的に
移動する人の数は、当然減ってくることになります。一方、この路線を運営する
JRとしては、営利企業なので儲かれば、どんどんサービス拡充しますし、採算が
合わなければ、縮小、終了したいが本音です。しかし、市民のための公共サービス
を提供する宿命ですが、早々簡単にサービスを終了させることは出来ないため
企業努力で可能な限り善処することになり、その手法が運転本数や運行車両の調整
無人駅によるワンマン運転などに繋がってくるため、留萌線における1両編成運行や
本数が1時間に1本しかないのは、それなりの理由があると言うわけです。
なお、この事件が起きたあとに双方立ち会いで行われた検証を報じたニュースを見ま
したが、問題のあった日より乗車人数が多かったにも拘わらず、乗れてしまったようです。
結果としては、JR側の主張が正しいという見解となってしまった感があり、それこそ
要望だけではJR側が応じてくれそうにないように思えてきました。
しかし、それでは解決しませんので、本当に改善させるとしたら地域ぐるみで鉄道利用率
を高める施策を行い、路線の利用率をアップさせる実績を作った上で、JR側へ再度提案
していく必要があるかと思います。また、JR側も多少大きい荷物を荷台に置けるように改造
するなど、現状の範囲内でなにか対策が出来ないか考えるほど、双方が解決向けて対応
していくことが必要かと思います。
是非、双方納得できる回答が出ることを期待したいものです。
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JR留萌線秩父別(ちっぷべつ)駅で9日朝、ワンマン運転の普通列車(1両編成)
に乗客26人が乗り込めず、JR北海道がタクシー7台で代行輸送した。同駅で
運転士が通学客に奧に詰めるようアナウンスしたが、移動しなかったという。
普段約120人が乗れるところ、この日は約90人しか乗れなかったといい、
JR北海道では地元高校に乗車マナーの改善指導を要請した。一方の高校側
は、10日に同時刻の電車に教員が乗り込み、マナー指導を兼ねた実態調査を行う。
列車は午前7時40分ごろ、約60人を乗せて、秩父別駅に到着した。同駅で
待っていた乗客は56人。JR北海道によると、普段は約120人を乗せて走って
いるといい、普段通りなら全員乗車できる計算だった。しかし、この日はホーム
にいた56人中約30人が乗った時点でドア付近が込み合い、それ以上乗車で
きなくなったという。
車両は定員64人の1両編成のワンマン列車で、乗降は車両前部のドアだけ
で行う。運転士は車両後部に余裕があったため、車内放送で「奥の方に詰め
てください」と呼び掛けたが、乗客が詰めようとせず、3回の呼び掛けで乗り込
めた乗客は数人程度だったという。出発予定時刻を4分以上過ぎた時点で、
運転士はホームの乗客に「代行のタクシーを呼びます。駅でお待ち下さい」と
アナウンスし、出発した。
残された乗客は7台のタクシーに分乗し、終点の深川駅まで代行輸送された。
終点深川駅に到着した列車は、車両後部に「若干の余裕」があったといい、
タクシー代合計1万9550円を支払ったJR北海道旭川支社では「主な原因
は奥に詰めようとしなかった入り口付近の通学客のマナーの悪さにある」とし
て、深川駅近くの深川西高校、深川東高校にマナー向上の指導を要請した。
同路線では通学時間帯の午前7時台の列車はこの列車1本で、通学客が
集中する状況が続いており、乗車マナーの悪さへの苦情も多いという。
しかし、両校の聞き取り調査では、生徒は「普段より込んでいて乗れな
かった」と話しており、両校では今日10日、マナー指導を兼ねて、教員4人
が実際に列車に乗って調査する。深川東高校関係者は「マナー指導は徹
底する。実地調査した上で、乗客数に対し車両が狭すぎるなら、1両増や
していただくなどの要請も検討したい」としている。
[2007年5月10日12時27分 紙面から]
ソース元 : http://hokkaido.nikkansports.com/news/p-hn-tp6-20070510-196595.html
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「時事ネタ」カテゴリーアーカイブ
都知事選立候補者の顔ぶれ
前日、うっかりテレビをつけたまま寝てしまったのだが、早朝の東京都知事選挙の政見放送で目が覚めてしまった。と言うのも、この政見放送では3人の候補者がいろいろと語っていたがその内容があまりに呆れるものばかり。
ストリートミュージシャンの外山恒一候補者は、少数派はそもそも選挙に勝てないそもそも選挙なんて関係ない言い切り、さらには政府転覆させよう・・・・とのこと。また、勝訴証拠評論家らしい佐々木崇徳候補者は、自分自身が不当な逮捕された事を取り上げて、その時の検事を逮捕するために頑張っているから応援して欲しい・・・・とのこと。さらに、国際創造学者のドクター中松は、知事に相応しい4条件を取り上げたが、その項目がすべて微妙。例えば、東京にずっと居る人という項目に対して、自分の先祖は旗本の時から東京に居て・・・・。発明できる・・の項目に対しては、もし北朝鮮がテポドンを東京に打ったとしても、私の発明ならそのテポドンをUターンさせることができる・・・・。
もう、なんじゃこれは!!のオンパレード。
私欲が強くて、東京都のことを考えているようには到底思えないし、なにより本人達は正気のつもりなんだろうけど、考えていることが異常過ぎる。それにしても、年齢等基準が満たしているからと言っても、そもそもこんな人たちが立候補出来てしまうのは、問題のような気がしてならない。ちゃんと、それなりの社会経験や実績、知性、見識がある等などの一定の資格は設けたほうが良いように思えてならない。
上限金利改定による消費者金融の貸し渋り
一連の消費者金融の行動により、上限金利が現在の年29.2%から年15―20%に
下がることになったが、この影響により貸し出し時の審査が厳しくなり、2人に1人以上
の確率で貸し出しを断わられているとのこと。
消費者金融各社は、金利改定により今までよりも収入が減るため、現状の貸し倒れ
リスクのままでは採算が合わなくなる。よって、リスク軽減するためにも必然的に
多重債務や収入が不安定、低い人には貸したがらないことになる。
今まで借りていた人、これから借りようとしていた人には、困った!!と
なる方も今後ますます増えてくるかもしれない。
断られてしまった人を考えると一見、凄く可哀想と思うのだが、よくよく考えれば
そもそも自分の支払える能力を把握していない事のほうが問題のようにも思う。
むしろこれ以上悪くしないようにするためにも、今回の審査厳格化は、歓迎
すべきだと思う。
今後、何処の店でもクレジットカードで支払いが出来てしまう世の中が来る
そうなれば、自分に対する信用(クレジットヒストリー)がますます重要になってくるはず。
自分基準ではなく誰から見ても、この人なら安心して貸せると思われるように
するためにも、常日頃のしっかりとした金銭管理が重要になってくるのではないだろうか?
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070206AT2C0503I05022007.html
JAL 再び不祥事。客室乗務員宅に盗聴器で、パイロット逮捕
はっきり言って情けない・・・・・。この一言につきます
事件の概要としては、日本航空のパイロットが、同社の客室乗務員女性宅に盗聴器を設置し逮捕されたというもの。被害に遭われた女性とパイロットは、数年にわたり不倫関係だったが最近その関係を終了。しかしパイロットは女性を諦めきれず、つきまとい行為(ストーカー)を行いはじめ、女性が警察に相談。調査したら今回のことが判明、逮捕に至ったとのこと。
パイロットは盗聴器を仕掛けた理由を、「彼女が自分のことをどう思っているか知りたかった。」とのことだったが、いくら女性のことが好きでも、それはやっては駄目なことだし、そもそも不倫関係ということで、家族にも迷惑をかけていたわけで・・・・。救いようがないです。今回のような事件が起きるたびに、いつも思うことがある。一つは、個人の素行も会社イメージと連動してしまうこと。業務上のミスや違反行為は言うまでもないが、プライベートについても会社の責任となるといささか会社から見ればやりきれない部分もある。ただ、社員は会社の看板を背負って働いている。取引先の相手は、私個人に対して・・・・というよりは○○会社の○○さんと何処かで会社のブランドがついて回っている。おそらく、これは仕事の時だけではなくプライベートであっても、同様なのだと思う。そう考えると個人の失態であっても会社のイメージ低下や非難されることはやむ終えないことなのかもしれない。今回、JALは全社員に対してモラル教育をするのだろうか・・・。
でも、これはそもそも我々個人が知っておくべきこと。それが出来なかった人がいるから会社が教育することになるのだろうけど、社会を担う大人のあるべき姿を考えればとても悲しいことかもしれません。さらに、せっかく復活に向けて動いているにもかかわらず、今回の一件で顧客へのイメージはさらに悪くなってしまうでしょう。イメージの回復はそう簡単には出来ない。
まだまだJALには厳しい時期が続きそうです。そして、二つ目は残された家族の今後。人間って面白いもので、人の不幸に関心を持ちやすい。悪いことをした本人に対する非難はやむ終えないことだが、その家族に対してもどういう訳か「あの人の家族」と同じ括りにされることも。このパイロットの家庭環境は知るよしもないが、もし子供がいたら、子供は辛い目に遭ってしまうことも考えられる。子供は非常に敏感だし、また子供の何気ない一言は、悪意がなくても時に大人の発言より手厳しい事も多々。せめて、本人は別としても、この家族に対しては非難や偏見の目が行かないことを願うばかりである
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000101-sph-soci&kz=soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070224-00000002-san-soci
あるある大辞典 納豆ダイエットはねつ造だった
納豆食べると痩せる・・・・。
その番組自体見ていなかったものの、この報道で一気に人気が上がり毎日食べていた者としては、とたんに品薄となり迷惑だったりしたのだがこの報道について、ねつ造と発表された。痩せたいと思う人に対して、嘘をついたことは良くないことだし、まして公正な報道が求められる存在がやってしまった。昔と比べ、いいかげんな報道が多いこともあり、他の報道同様もっとしっかりとした報道をしていただきたいと言う思いである。ただ、視聴者側も一言苦言を言うなら、特定食材だけ食えば痩せられるというような、そんな簡単にできるものに飛びつくのも、そろそろ辞めるべきだと思うそんな簡単に実現なんて出来やしない。本当に痩せたい人は、運動やったり、食事のバランスまでコントロールしたりと努力を重ねている訳で、本当に痩せたいのなら誘惑に負けず努力すべき。それと、「あるある」含むの健康番組見て思いませんか?番組では、一つの食材にスポットが当たりますが、その番組は毎週続いている訳で、そのたび効能は違えども取り上げる食材は違う。
でも、長年見ていると、過去報道された別の効能に効く食材は、今回取り上げた食材と一緒に食べるより効能がある。とかなる訳で結局のところ、ちゃんとした身体を作るには、偏った食材ではなく、バランスよく食べること。
となってしまう。ね。そろそろ、惑わされない人になりませんか。