またか!スカイマーク 整備ミス認識しながら運航

スカイマークに限った話ではないのですが、機体整備がしっかりされていないと言った報告が絶えないですね。昔からあって単に報道がなされていなかっただけなのか?はたまた昔は無かったが競争激化による機材の空港滞在時間の減少、人員削減などのコスト削減によって生じはじめたのか? 真実は判りませんが、消費者として思うことはただ一つ。重大事故に避けて欲しいということ陸を走る鉄道や車と違い、空の上では逃げようがない。会社に命を託す訳ですからその点しっかり認識して対応してもらいたいものです。
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整備ミス認識しながら運航=3機で主翼など3項目-スカイマーク厳重注意・国交省
4月13日11時33分配信 時事通信

スカイマークが保有するボーイング767型機で、主翼などの点検期限が切れたことを認識しながら、同社が運航を続けていたことが13日、分かった。点検を行わないまま3機で計24便飛行しており、国土交通省は同社を厳重注意した。同省によると、点検が未実施だったのは、離着陸時に浮力を増すために使われる主翼前縁スラットの作動装置(2項目)と機内調理室の冷蔵庫。それぞれ一定期間内にチェックする規定だったが、3機は期限を最長2年8カ月超過していた。スラットを作動させるギアボックスの未点検と冷蔵庫の整備ミスは、3月27日夜に判明したが、28、29日に作業を終えるまで、羽田-福岡、神戸線計24便をそのまま運航したという。 
ソース元 : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000066-jij-soci
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スターフライヤー 全日空と提携

今回の提携で、全日空の国内ネットワークがますます広がっていき便利になった反面、新規航空会社の大半をANAが提携してしまったことで大手2社の寡占状態になってしまったことが残念でなりません。北九州空港は、もともとJAL(合併前はJAS)だけ就航の路線でしたが新空港開設と同時にスターフライヤーが就航、そして今回の共同運行でANAが参入することで、実質3社就航する路線となります。

それにしても今回の提携で一番得したのは、スターフライヤーよりもANA
なんでしょうね。機材も人員も使わず、未就航だった路線に参入出来た訳ですから・・・・。おそらく今まで提携してきた時の条件より、一番美味しい
のではないかと思います。ただ、一つ残念なのが冒頭で書いた大手2社の寡占状態に繋がってしまうこと。エアドゥ(AIRDO)やスカイマーク(SKY)が参入時した当時は、仕方がない面もあったが、今となっては新規参入組も7社。就航路線もざっと27路線になります。今まで新規参入会社が不利だった点は、競争激化によって価格競争やらサービス面で大手2社と差が無くなってしまったことと、なにより国内ネットワークが少なかったことが原因の一つと思うのですが、これだけ就航路線があれば新規参入組だけで提携し、ポイントサービスや乗り継ぎ、手荷物の到着地まで預け入れなどを行えば
大手と十分戦っていくことも不可能ではないのかな?と思ったりします。

 スカイマーク     : 羽田→福岡、札幌、神戸、沖縄
 エアドゥ       : 羽田→札幌、旭川、函館、女満別
 スカイネットアジア : 羽田→宮崎、熊本 長崎
 スターフライヤー : 羽田→北九州
 天草空港 : 福岡→天草、熊本→天草
 IBEXエアライン   : 成田→札幌、仙台、小松、伊丹、広島
              伊丹→福島、秋田、庄内、仙台
 エアトランセ     : 函館→帯広、女満別
              沖縄→沖永良部、下地島
一個人としては、新規参入組各社が提携よりも合併し効率的な経営をしてもらいいずれは、スカイチームあたりに参画して大手2社に国内、国際どちらも戦えるような存在になってもらいたいと思ったりします。

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ANA、スターフライヤーと共同運航など事業提携を検討
2007年4月9日(月)13:31 (ロイター)
 [東京 9日 ロイター] 全日本空輸(ANA)<9202.T>が、新規航空会社のスターフライヤー(福岡県北九州市)との事業提携を検討していることが9日、明らかになった。ANAの広報担当者がロイターに語った。共同運航などで連携することにより、ANAはコストをかけずに路線を拡大、スターフライヤーはANAの販売力を生かして旅客の搭乗率を高めたい考え。
 ANAは羽田―北九州線を持っておらず、同路線で1日11往復しているスターフライヤーの便にANAの便名を付与する共同運航を検討している。また、両社は相互の乗り継ぎを容易にするなど、利用客の利便性を高めることでも検討を進める。実施時期や詳細については、今後、調整する方針。
 ANAは、北海道国際航空(エア・ドゥ、北海道札幌市)やスカイネットアジア航空(SNA、宮崎県宮崎市)に出資しているほか、アイベックスエアラインズ(東京都江東区)とも共同運航などで提携している。スターフライヤーとは、すでに訓練施設の賃貸や部品の提供など本業以外の分野では協力している。
ソース元: gooニュース
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/20070409/f15c59a27440a015be5b008a5e8ced86.html?fr=RSS
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<本紹介> 東洋経済 4/7 「世界で一番信頼できるエアライン」

もう販売されていますが、皆さん見られましたが?
今回の東洋経済は、エアラインについて60ページほどの特集が組まれています。
題名だけ見ると、なんか航空会社の安全性とかかな?と思いそうですが
実際は、各エリアの現状が綺麗にまとまっています。
 ・欧州 : 盛んなLCC(格安航空会社)の現状
 ・アメリカ :航空自由化によって直面している問題について
 ・アジア : LCC(格安航空会社)の誕生と二極化するエアライン
 ・日本 : 日本は格安航空会社を受け入れるのか?
        なぜ本格ハブ空港が出来ないのか?
        客室乗務員、パイロット、地上職員の過酷な日々について
 ・最新情報 : エアバス vs ボーイング
          アライアンスについて
          注目のラウンジと利用したいサービス
 もう、エアラインに興味がある方は、読まれてみてはいかがですか??
 

全日空が新会員組織 ANAマイレージクラブ 旅達(たびだち

4月より、ANAマイレージクラブの中に、新たな旅行会員組織「ANAマイレージクラブ『旅達(たびだち)』」を設立するとのこと。サービスの内容については、一言で言ってしまうとJALマイレージバンクたび倶楽部と同等
なものになっており、 旅達会員向けに会員限定の旅行商品・サービスなどの販売、提供を行うと共に、飛行機搭乗時に通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルがもらえるというもの。

なお、この会員組織設立を記念して、いくつかキャンペーンが展開されます。
1、搭乗ボーナスマイルプレゼント
キャンペーン期間 : 4月~12月末まで
対象運賃 :旅割、超割、個人包括旅行割引運賃(ANAセールス主催のツアー商品のみ)エコ割(エコ割21、エコ割14、エコ割7、エコ割週末ステイ)
包括旅行運賃(ANAセールス主催のツアー商品のみ)

ボーナスマイル : 
ANA国内線往復 500マイル(片道250マイル)
ANA国際線往復 1000マイル(片道500マイル)
 
2、入会キャンペーン 
入会するとEdy 500円分プレゼント
キャンペーン期間 : 4月~5月末
条件:2005年~2007年9月までにマイル積算歴があることが条件
       
なお、6月からは旅達ツアーデスクでANAのツアーパッケージを購入する際1000マイルを1000円としてツアー代金に充当できるキャンペーンも展開予定とのこと。とりあえず、4月になったら迷わず加入というところでしょうか・・・・。
ANAマイレージクラブ『旅達(たびだち) プレスリリース

羽田空港の新滑走路が着工

羽田空港に4本目の滑走路を建設することが決定し、本日無事着工となった。もともと、昨年春頃に着工する予定であったが、周辺漁業への影響による補償交渉に時間がかかり、結果として1年遅れで工事スタートとなった。
新しい滑走路は、C滑走路の南端(34R寄り)の先に建設され、長さは2500メートル完成後の年間の発着回数は、約41万回と現状の1.4倍に拡大。うち3万回程度は国際線枠として確保され、近距離路線を中心に就航するとのこと。
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※ 国土交通省 羽田空港及び首都圏第3空港のホームページより抜粋

なお、完成は2010年10月と3年先。この滑走路建設と平行する形で、旧羽田空港跡地(天空橋駅近辺)に新国際線ターミナルの建設されることになっている。その後は、京急、東京モノレールでは国際線ターミナルと連絡するための新駅建設国際線ターミナル移転後の跡地は、第2ターミナルの施設拡張に使われたりなど建設ラッシュが・・・・・。

まだまだ羽田は凄くなりそうです。